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歯科コラム

東京、品川区の歯科医院「山手歯科クリニック」歯科コラム

症例紹介5:インプラント治療(30代女性)

 

 

本日は「インプラント治療」を行われた患者さまのビフォーアフターをご紹介します。

 

※ご紹介している症例は、あくまでも患者様固有の症例ですので、実際には患者様によって治療期間や、治療法など個人差がございます。
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【治療名】
インプラント治療

【患者情報】
30代 女性

【担当医】
Dr.大塚

【治療内容】
右上奥歯のインプラント治療

【治療期間】
4回 (6ヶ月)

【費用】
手術準備費:¥33,000
インプラント:¥275,000
ソケットリフト(人工骨):¥88,000
チタンアバットメント:¥55,000
インプラント上部ジルコニアクラウン:¥187,000
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計:¥638,000(税込)

【リスク】
インプラント手術後に、疼痛や腫れる場合がございます。

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ご自身の歯でお悩みを抱えている方、お気軽にご相談下さい☺
※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園)

インプラントの種類と構造を解説|セラミック・ジルコニアなど素材についても紹介

歯の模型

 

失った歯を補うための治療はさまざまなものがありますが、独立した治療が可能なインプラント治療はたくさんのメリットが得られます。審美性にも優れているため、第一候補として検討している方も多いでしょう。

 

しかし、インプラント治療は手術が必要な治療であり、構造が気になる方もいるのではないでしょうか。また、インプラントメーカーなど「種類にもこだわりたい」と考えている方もいるでしょう。

 

そこで今回は、インプラントの種類と構造をわかりやすく解説します。人工歯に使われるセラミック・ジルコニアなどの素材についても解説するので、インプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

 

そもそもインプラントの構造とは?

歯の絵を虫眼鏡でのぞく様子

 

インプラント治療は、歯を支えている骨のなかに人工歯根となるインプラント体を埋入し、その上に人工歯を取り付ける治療方法です。治療方法によって異なりますが、以下の3つのパーツに分けられます。

 

 

  • インプラント
  • アバットメント
  • 上部構造

 

 

では、インプラントの構造についてくわしく解説します。

 

インプラント

歯科におけるインプラント治療で「インプラント」もしくは「インプラント体」と呼ばれる部分は、骨のなかに埋め込むネジのような形をした人工歯根の部分を指します。独立した治療を可能にするために歯の根っこの代わりとなり、インプラント治療の土台となる重要な役割をしています。体内に直接埋め込むため、アレルギー反応が少なく腐食しにくいチタン製のものが主流です。

 

アバットメント

アバットメントとは、インプラント体と人工歯を結合させるための器具です。骨のなかに埋め込んだインプラント体と接続し、歯茎から露出させる状態で取り付けます。一人ひとりの歯茎の厚みやインプラント体の角度などを考慮して最適なものを取り付け、噛み合わせが悪くならないように工夫されています。アバットメントは、インプラント体と一体型のものもあり、症例によって使い分けも可能です。

 

上部構造物

上部構造とは、失った歯の代わりとなる人工歯を指します。歯茎から露出させたアバットメントへ装着し、実際に食べ物を咀嚼する役割を持ちます。使用する素材は、審美面や強度に優れているセラミック・ジルコニアなどが主流で、保険診療で作成する入れ歯やブリッジのように金属が目立ってしまうことはありません。

 

 

インプラントの種類とは?

歯の絵を虫眼鏡でのぞく様子とはてなマーク

 

インプラントは、一回法と二回法の2種類に分けられます。一回法では、インプラント体を埋入する際に高さのあるヒーリングキャップを取り付けるため、アバットメントを取り付けるための二次手術を受ける必要がありません。手術の回数が少ないため負担が少なく、治療期間も短縮できるメリットがあります。ただし、骨の厚みや量が十分ではない一回法が適用できないケースもあり、すべての症例に適用できる治療法ではありません。

 

一方の二回法は、インプラント体とアバットメントが分離しているため、インプラント体埋入手術(一次手術)を受けたあとに、アバットメントを取り付ける手術(二次手術)を受ける必要があります。インプラント体を埋入してから治癒期間を設けるため、骨とインプラント体がしっかり結合するのが二回法のメリットです。ただし、2回に渡って手術を行うため負担が大きいことや、インプラントとアバットメントの結合部分が緩くなる可能性があることが注意点として挙げられます。

 

インプラントのメーカー

 

骨に埋め込むインプラントメーカーは、世界に数百社あるといわれています。自分で好きなように選ぶことはできませんが、適切で信頼のあるメーカーのインプラントを使用することで、正しく機能するインプラント治療となるでしょう。なかでも代表的なのは、以下の4社です。

 

 

  • スイスのストローマン社(ITIインプラント)
  • アメリカのジーマーデンタル社(カルシテックインプラント)
  • スウェーデンのアストラテック社(アストラインプラント)
  • スウェーデンのノーベルバイオケア社(ブローネマルクインプラント)

 

 

これらは世界的に大きなシェアを持つ代表的なインプラントで、世界中のインプラントドクターから信頼を得ています。いずれのメーカーも10年以上の臨床実績があり、科学的根拠に裏付けられた品質・安全性の高い製品を提供していることが、医師からの信頼へつながっています。

 

上部構造物の種類

歯の模型を持つ手

 

インプラントの上部構造にはさまざまな種類があり、予算や部位にあわせた素材を選べます。基本的にセラミックがベースのものが多いため、金属アレルギーがある方でも心配が少ないでしょう。代表的なものは以下の3種類です。

 

 

  • セラミック
  • ジルコニア
  • ハイブリッドセラミック

 

 

では、それぞれの素材についてくわしく解説します。

 

セラミック

すべてセラミックでできている審美性に優れた素材です。劣化による変色の心配がないため、長期的に美しい状態を保てます。ただし、強く噛み合う部分では欠けたり破損したりするリスクがあり、噛み合わせが強い方には不向きでしょう。

 

ジルコニア

ジルコニアは耐久性・審美性に大変優れており、適用できる部位が多いことが特徴です。歯ぎしりや食いしばりが強い方の奥歯にも使用でき、割れる心配はほとんどありません。審美性にも優れているので前歯にも適用され、汎用性に優れた素材といえるでしょう。

 

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミックは、歯科用プラスチックとセラミックをあわせた素材です。保険適用のプラスチックに比べて強度は増しているものの、セラミックやジルコニアに比べるとやや劣ります。また、劣化すると変色する点でも、他の素材より劣る部分が多いといえますが、安価で作成できることがメリットとして挙げられます。

 

オールオン4とは?

 

オールオン4とは、インプラント治療法の一つで、多くの歯を失った方向けのその日から軽い食事ができる治療方法です。片顎最小4本のインプラントですべての人工歯を支える治療法で、インプラントの埋め込みから歯の装着まで1日で完了します。

 

ただし、非常に高い技術が求められる治療であり、適用できるケースが少ないというデメリットも挙げられます。適用できる症例かどうか、医師とよく相談して治療を受けるようにしましょう。また、どの医院でも対応している治療法ではないため、検討している方は事前に確認しておくとスムーズに進みます。

 

まとめ

 

インプラント治療の種類や構造について解説しました。独立した治療が可能なため、残っている健康な歯を守れるインプラント治療は、さまざまなメリットが得られるといえるでしょう。ただし、治療を受ける際には自分の症例に合った適切な方法で、質のよい治療を受けるようにしましょう。安易に選んでしまうと、すぐに脱落したり感染症を引き起こしたりと、失敗してしまう可能性もあります。

 

山手歯科クリニックでインプラント治療を担当している医師は、ICOI国際インプラント学会指導医である理事長です。東京都内ではわずか2%の厚生労働省に認可された設備が整っている医院であり、セカンドオピニオンや丁寧なカウンセリングを行った後、一人ひとりに最適な治療を提供しています。インプラント治療を検討している方、医院選びでお悩みの方は、山手歯科クリニックへお気軽にご相談くださいませ。

 

監修:理事長/齋藤和重

インプラント治療の流れをわかりやすく解説!各手順でかかる費用や期間も

歯を出して笑う人の口元

 

インプラント治療は一度で終わる治療ではありません。複数回に渡る処置が必要なため、治療期間も数ヶ月~1年ほどかかる大きな歯科治療です。

 

そんなインプラント治療の流れや治療期間、費用が気になる方が多いのではないでしょうか。よくわからないまま治療を受けてしまうと、のちにトラブルに発展してしまう可能性もあります。

 

そこで今回は、インプラント治療の流れ、それぞれの手順でかかる費用や期間についてくわしく解説します。インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

インプラント治療の流れ

右肩上がりの矢印の階段

 

インプラント治療は一度で終わる治療ではないため、スケジュールをよく把握した上で治療に臨む必要があります。大事な予定などがある場合は、医師とよく相談しながらタイミングを決定するようにしましょう。

 

インプラント治療の流れは、以下のとおりです。

 

 

 

  1. 1.検査と治療プランの提案
  2. 2.一次手術:インプラント埋入
  3. 3.二次手術:インプラント露出~人工歯取り付け
  4. 4.定期的なメンテナンス

 

 

 

では、それぞれの項目をくわしく解説します。症例や口腔内の状況によって必要な処置が変わってくるため、最終的な確認は治療を受ける医院でするようにしましょう。

 

①検査と治療プランの提案

インプラント治療を開始するにあたり、口腔内の状態を確認するため精密検査を行います。検査は石こう模型採取やCT撮影、口腔内写真、歯周基本検査などが主な内容です。

 

検査結果をもとに一人ひとりに合ったプランを作成し、手術内容や治療期間、費用に関するくわしい説明を受けます。インプラント治療に関する疑問や不安は、治療開始前に必ず解消しておくようにしましょう。

 

②一次手術:インプラント埋入

さまざまなメーカーのなかから選択した、適切なインプラントを埋入するための一次手術を行います。手術は埋入本数や骨の状態によって異なりますが、1本だいたい1時間前後で終了します。また、手術中は局所麻酔を行うため、痛みはほとんどありません。心配な方は笑気麻酔や静脈麻酔を併用すると安心でしょう。

 

一次手術ではインプラント体を埋入し、切開した歯茎を縫合します。個人差がありますが、インプラント体と骨がしっかりと結合するまで2~6ヶ月ほど待機します。

 

③二次手術:インプラント露出~人工歯取り付け

インプラント体と骨の結合が確認されたら、人工歯の土台となるアバットメントを取り付ける二次手術を行います。だいたい30分前後で終了します。一次手術と同じく局所麻酔が効いている状態で行われるため、痛みはほとんどありません。一時手術のように笑気麻酔などは必要ないでしょう。

 

二次手術はアバットメントを歯茎から露出させた状態で終了します。歯茎が落ち着いてきたころに、セラミックなどで作成した人工歯を取り付けて、インプラント治療は完了です。

 

④定期的なメンテナンス

インプラント治療は、治療後の正しいホームケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスを行うことで長期的に良好な状態で機能します。セルフケアやメンテナンスを怠ってしまうと、骨を溶かしてしまうインプラント歯周炎に感染することがあり、インプラントの寿命を縮めてしまいます。

 

きちんと機能する状態で長く使い続けるためには、自宅での丁寧なブラッシングを行い、歯科医院で3~6ヶ月に一度のペースでプロフェッショナルケアを受けるようにしましょう。

 

インプラント手術は大まかに分けて
2種類ある

ピースサインをする医師

 

インプラント治療には、1回法と2回法の2種類があります。上記で紹介したインプラント治療の流れは2回法で、ほとんどの症例に適用できるインプラント治療法です。

 

ここでは、インプラント手術の1回法と2回法の違いについて解説します。

 

2回法

2回法のインプラント手術は、ほとんどの症例に適応できる方法です。インプラント体(人工歯根)とアバットメントが分離しているタイプを使用します。歯茎を切開して骨のなかにインプラント体を埋入し、切開した歯茎を一度縫合して骨とインプラント体がしっかり結合するのを待ちます。

 

結合が確認できたら、再び歯茎を切開して人工歯の土台となるアバットメントを取り付ける手術を行います。このように、2回に分けてインプラント手術を行うのが2回法です。

 

歯茎を閉じてしっかりと治癒期間を設けるため、インプラントの脱落リスクが低いことが大きなメリットでしょう。ただし、2回に分けて歯茎を切開する手術を行うため負担が大きく、治療期間が長くなることが注意点として挙げられます。

 

1回法

1回法のインプラント手術は、文字通り1回の手術で完了する治療法です。インプラントの埋入時に、高さのあるヒーリングキャップを取り付けるため、アバットメントを取り付けるための二次手術を受ける必要がありません。

 

一度の手術で済むため負担が少なく、1回法に比べて治療期間も短いことがメリットです。ただし、インプラント体を埋め込む骨が十分にあることが条件となり、誰でも受けられる治療ではないことが注意点として挙げられます。

 

インプラント治療にかかる期間

カレンダーとペン

 

インプラント治療にかかる期間は、骨の状態や治療方法によって異なりますが、数ヶ月~1年ほどです。インプラント体と骨の結合に2~6ヶ月ほど期間があり、そのあとは歯茎の状態を観察しながら人工歯を作成します。口腔内が良好であればだいたい1ヶ月程度で歯茎の状態が落ち着く方もいますが、症例によっては数ヶ月ほど時間がかかることもあるでしょう。

 

なお、インプラント自体の寿命は10年ほどといわれています。丁寧なホームケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアをきちんと受けていれば、さらに長持ちすることもあるでしょう。大きな治療費と長い期間をかけて受ける治療のため、できるだけ長持ちするように日ごろから意識することが大切です。

 

インプラント治療にかかる費用

 

インプラント治療にかかる費用は、30~60万ほどです。インプラント手術の準備や検査に3万円ほど、インプラント手術に25万円ほどかかります。人工歯は使用する素材によって15~25万円ほどと、費用に大きな差がでるでしょう。

 

また、骨の厚みや量が十分ではない場合は、増骨手術を行う必要があります。その場合は、治療法によって異なりますが5~50万円ほどの追加費用があるため、治療の前に費用の内訳などをしっかり確認しておくようにしましょう。

 

まとめ

 

インプラント治療について解説しました。インプラント治療は、失った歯を補うための歯科治療として、機能的にも審美的にも大変優れています。しかし、劣悪な環境で治療を行ったり、経験の浅い医師のもとで治療を受けたりすると、失敗や感染症を起こしてしまうリスクがともないます。治療を受ける際は自分に合った方法を選択し、実績の豊富な医師へ任せるようにしましょう。

 

山手歯科クリニックでインプラント治療を担当している医師は、ICOI国際インプラント学会指導医である理事長です。東京都内ではわずか2%の厚生労働省に認可された設備が整っている医院であり、セカンドオピニオンや丁寧なカウンセリングを行ったあと、一人ひとりに最適な治療を提供しています。インプラント治療を検討している方、医院選びでお悩みの方は、山手歯科クリニックへお気軽にご相談くださいませ。

 

監修:理事長/齋藤和重

インプラント治療で痛みはある?手術中・手術後の痛みについて解説

鏡を見て頬に手を当てる女性

 

失った歯を補うための治療法として、機能的・審美的に優れているインプラント治療は、入れ歯やブリッジのように大きく目立つことはありません。見た目の問題が少ないことから、インプラント治療を第一候補として検討している方も多いでしょう。

 

しかし、インプラント手術中の痛みや術後の傷口など、経過が気になり治療に踏み込めない方もいるのではないでしょうか。あまりにもダウンタイムが長いようでは、日常生活に支障をきたしてしまいますよね。

 

そこで今回は、インプラント治療の痛みについて解説します。手術中・手術後に分けて解説するので、インプラント治療を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

インプラント治療では
痛みを感じることもある

 

インプラント治療は、歯茎を切開して骨のなかにインプラント体を埋め込む手術が必要な治療です。治療中は麻酔が効いているため痛みを感じることはほとんどありませんが、傷口が落ち着くまで多少の痛みを感じるケースもあるでしょう。

 

また、痛みの感じ方は個人差によるものが大きいため、まったく痛みがなかったと感じる方もいれば、強い痛みを覚えたと感じる方もいます。術後の過ごし方によっては痛みがでてしまうケースも考えられます。どうしても心配であれば、治療を受ける医院で事前によく相談しておきましょう。

 

インプラント治療で感じる痛みの種類

顎に手を当てて考える女性

 

インプラント治療では、インプラント手術中に感じる痛みと、手術後に感じる痛みがあります。それぞれ耐え難いほどの痛みを感じることはまれですが、痛みに敏感な方は事前に心構えをしておく必要があるでしょう。

 

ここでは、治療中・治療後に感じる痛みの違いについて解説します。

 

インプラント治療中に感じる痛み

インプラント手術中は、局所麻酔を行うため基本的に痛みをともなうことはほとんどありません。ただし、麻酔をする際のチクッとする感覚や、麻酔液を注入する際に違和感を覚えるケースがあるかもしれません。麻酔時の痛みを少しでも緩和させるため、表面麻酔をする医院も多いのですが、心配であれば事前に希望しておくとよいでしょう。

 

また、どうしても手術中の痛みや恐怖・不安を感じる方は、笑気麻酔を併用する方法も有効です。うたた寝をしているときのようなリラックスした状態で施術を受けられます。医院によっては、静脈内鎮静法を準備しているところもあるので、事前に相談しておくと安心でしょう。

 

インプラント治療後に感じる痛み

インプラント治療では、手術直後に腫れや出血をともなう痛みを感じるケースがあります。ほとんどのケースは一時的なもので、傷口が落ち着くまでの1~2週間ほどで治まるでしょう。痛み止めなどの薬も処方されるため、過剰な心配は必要ありません。

 

ただし、痛みがひどかったり出血が止まらなかったりする場合は、必ず医師へ相談するようにしましょう。放置してしまうと、感染症を引き起こすこともあるので、注意が必要です。急な痛みやトラブルに備えて、通いやすい距離にある医院を選んでおくと安心でしょう。

 

インプラント治療後の痛みを
少しでも軽減するため対処法

肌の手入れをする女性

 

インプラント治療中の痛みは医師へ任せるしかありませんが、治療後の痛みは対策を取ることで軽減させられます。これまでと同じように生活を続けていると、痛みの誘発につながるため以下のポイントに気を付けるようにしましょう。

 

    • 飲食に注意する
    • 手術後は飲酒・喫煙を控える
    • 湯船につかっての入浴は避ける
    • 激しい運動は控える
    • 処方された抗生物質は指示通り内服する

 

では、それぞれの項目をくわしく解説していきます。どれも難しい内容ではないため、少しだけ意識して痛みがでないよう対策を取りましょう。

 

①飲食に注意する

インプラント治療直後は、麻酔が1~2時間ほど効いている状態です。麻酔が完全に切れるまでは、唇を噛みやすかったり火傷しても気付かなかったりするので、食事には十分な注意が必要です。

 

また、医師から指示があるまではインプラント埋入部位で噛まないようにしましょう。いつも通りの食事をしてしまうと、インプラント体と骨がきちんと結合するのを阻害してしまう可能性があります。おかゆや麺類などの柔らかいものから食べるようにし、硬いものがあたらないよう注意しましょう。

 

②手術後は飲酒・喫煙を控える

食事をしながら手でバツと示す女性

 

インプラント治療に関係なく、たばこは口腔環境に悪影響をおよぼします。たばこに含まれる成分が血管を委縮させるため傷の治りが悪くなるだけでなく、ヤニや歯周病リスクも高くなります。事前に禁煙しておくか、少なくとも術後2週間ほどは喫煙しないように心がけましょう。

 

また、アルコール摂取は免疫力の低下を招きます。日ごろから過度の飲酒は避け、術後2~3日は控えるようにしましょう。アルコールやたばこは、手術からの回復を遅らせる原因となるため、インプラント治療を検討しているのであれば控えることが大切です。

 

③湯船につかっての入浴は避ける

手術後1~2日ほどは、血流のよくなる行為を避ける必要があります。湯船につかって長風呂をしたり、サウナ・温泉に出向いたりすることは避けるようにしましょう。

 

また、シャワーの温度にも注意が必要です。熱めのお湯でシャワーを浴びてしまうと血行がよくなるので、普段よりもぬるめの温度に設定するようにしましょう。傷の状態が落ち着けば元の温度に戻しても構いませんが、念のため医師に確認しておくと安心です。

 

④激しい運動は控える

プールやスポーツジム、ジョギングなどの激しい運動も、手術後1週間ほどは控えるようにしましょう。また、術後2~3日はウォーキングなどの軽い運動も控え、仕事や家事も軽めに終わらせられるように調整しておくと安心です。

 

血流がよくなってしまうと、傷の治りが遅くなったり出血・痛みを誘発したりしてしまいます。仕事や学業で忙しく活動量が多い方は、連休前にインプラント治療を受けるなどの工夫が必要です。医師とよく相談して日程を決めるようにしましょう。

 

⑤処方された抗生物質は指示通り内服する

インプラント治療後は、感染症予防のために抗生物質などの薬が処方されるケースがほとんどです。医師から指示された用法・用量を守り、しっかり服用するようにしましょう。自己判断で薬の服用を止めてしまうと、痛みや腫れがでてしまう可能性があるため、最後まで服用することが大切です。

 

また、他に内服している薬があれば、飲み合わせに問題がないか確認してもらう必要があります。飲み合わせだけでなく、手術にあたり服用を中止する必要な薬もあるため、事前に医師へ伝えておくようにしましょう。

 

まとめ

 

インプラント治療の痛みについて解説しました。インプラント治療は外科的処置がともなうため、どうしても身構えてしまいますが、医師の指示を守って過ごしていれば過度な心配はいりません。手術中も、できるだけ痛みがでないような対応や、リラックスして受けられるような環境作りに配慮している医院が多いです。どうしても心配であれば、事前に医師へ伝えておくと安心でしょう。

 

山手歯科クリニックでインプラント治療を担当している医師は、ICOI国際インプラント学会指導医である理事長です。セカンドオピニオンや丁寧なカウンセリングを実施し、一人ひとりに最適な治療を提供しています。インプラント治療を検討している方、医院選びでお悩みの方は、山手歯科クリニックへお気軽にご相談くださいませ。

 

監修:理事長/齋藤和重

症例紹介4:インプラント治療(60代女性)

 

 

本日は「インプラント治療」を行われた患者さまのビフォーアフターをご紹介します。

 

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【治療名】
インプラント治療

【患者情報】
60代 女性

【執刀医】
Dr.齋藤

【治療内容】
下顎欠損部のインプラント治療
骨が細い部位はOAMの術式を用いてインプラントを埋入。

【治療期間】
13回 (10ヶ月)

【費用】
手術準備費:¥32,400×3
インプラント:¥270,000×7
OAM:¥108,000×6
サージカルガイド:¥108,000
チタンアバットメント:¥54,000×7
インプラント上部スマイルクラウン:¥216,000×7
残存歯、インプラントブリッジPO部スマイルクラウン:¥162,000×7
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合計¥5,769,000(税込)

【リスク】
インプラント手術後に、疼痛や腫れる場合があります。

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ご自身の歯でお悩みを抱えている方、お気軽にご相談下さい☺
※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園)