2023/12/08
インプラントの失敗例について知りたいと考えていませんか。
インプラントの失敗例では、細菌に感染したり人工歯が固定されていなかったりといった事例があります。
本記事では失敗例のほかに、インプラントが失敗する理由やインプラント治療が失敗しないための対策についてもまとめました。
ぜひ今回の記事を参考に、インプラントの失敗例について理解を深めてみてください。
インプラントの失敗例を把握しておくと、治療で失敗してしまうリスクを最小限に抑えられるでしょう。
インプラントの失敗例については、以下が挙げられます。
それぞれの失敗例について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントの失敗では、細菌への感染が挙げられます。
治療を行う環境の衛生管理や、メンテナンスが不十分でないと、インプラントが細菌に感染するリスクが高くなるでしょう。
インプラントが細菌に感染してしまうと、インプラント周囲炎になりやすく、重症化するとインプラントが抜け落ちてしまう可能性もあります。
またインプラント治療を行う前に、天然歯の虫歯や歯周病などの治療が不十分な場合も、インプラントが細菌に感染しやすくなるので注意が必要です。
インプラント治療をこれから受けようとしている方は、減菌管理などが徹底している歯科医院を選ぶようにしましょう。
インプラントが固定されないのも失敗例の1つです。
インプラント治療を行っても、人工歯根と顎の骨がしっかりと固定されておらず、インプラントが欠落してしまうケースがあります。
インプラントが顎の骨と結合しなければ、噛むことができず、噛み合わせが悪くなったり歯並びが悪くなってしまったりするでしょう。
インプラントが固定されない原因には、人工歯根を埋め込む深さや位置が適切でなかったり、ドリルで骨にダメージを与えてしまったりすることなどが挙げられます。
インプラント治療では、腫れや痛みの症状が長く続いてしまうという失敗もあります。
腫れや痛みのピークは手術から約3日間です。
1週間も経てば治っていきますが、2週間以上たっても症状が治らない場合には、インプラントに何らかの異常があると疑われます。
原因として考えられるのが、インプラントが細菌に感染していたり、適切に埋め込まれていかったりすることです。
インプラント治療後になんらかの異常が見られたら、なるべく早く担当歯科医に診てもらうようにしましょう。
インプラント治療後に人工歯が破損してしまうというケースもあります。
噛み合わせが適切ではないと、インプラントに負荷が集中してしまい、破損してしまう可能性が高くなるでしょう。
また、アパッチメントの締め付けが不十分だと、インプラントが不安定な状態になってしまい、破損の原因になります。
インプラント治療後に、見た目が悪くなってしまうという失敗も少なくありません。
インプラントが細菌に感染したり、その周辺の歯が虫歯や歯周病になったりすると、歯茎が下がってしまいインプラントが長く見えてしまいます。
症状が進むとインプラントの金属部が見えてしまうので、見た目に異変があればなるべく早めに治療を受けるようにしましょう。
インプラントが失敗する理由については、以下が挙げられます。
それぞれの理由について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント治療前の診察や検査が不十分だと、インプラントが失敗してしまう原因です。
治療前には歯科用CTやレントゲンなどの検査を行い、歯・骨・神経などを細かく調べる必要があります。
噛み合わせや歯並びが悪い状態だとインプラントに負荷がかかってしまう可能性があるので、しっかり調べるのが重要です。
インプラントは高い技術力や精度も必要になるので、インプラント治療を成功させるには入念な検査が必要になります。
インプラント治療を安全に進めるには、適切な治療計画が必要です。
どの部位に何本入れるのか、インプラントの向きや位置はどうするかなどを踏まえて、できるだけ詳細な治療計画を作成しなくてはなりません。
治療計画の作成が完了したら、患者へと正確に伝えて、お互いが協力しながら治療を行う必要があります。
インプラントの治療費が安い場合には、費用を手間や費用を削っているぶん治療計画が簡易的になっている場合があるので、注意が必要です。
インプラント治療は、通常の歯科治療よりも歯科医の技術力が非常に重要になります。
歯科医になるには大学で指定されたカリキュラムを受けるので、必要な知識は身についているはずですが、技術力には個人差があるのが事実です。
実績が豊富な歯科医院であれば、技術力が高い歯科医院が多く在籍している傾向があります。
ホームページには、歯科医の治療実績や経歴などが詳しく記載されている場合もありますので、事前にチェックしておきましょう。
インプラント治療では精密な治療を行う必要があるので、十分な医療設備や衛生管理が必要です。
インプラント治療は細菌感染によって治療が失敗することがあります。
インプラントが脱落してしまうなどのリスクを減らしたいのであれば、医療設備や衛生管理がしっかりとしている歯科医院を選ぶようにしましょう。
トラブル発生時の対応が不適切だと、インプラントが抜け落ちてしまったり、細菌に感染してしまったりするリスクが高くなります。
どんなに歯科医の技術力が高くても、手術中や治療完了後のトラブルは避けられません。
そこであらゆるリスクを予想して、治療を行う必要があります。
トラブルがあったにも関わらず様子を見るだけで対応してもらえない場合には、他の歯科医院で治療を受けましょう。
インプラント治療では、歯科医と患者とのコミュニケーション不足によって治療が失敗してしまうリスクがあるので注意が必要です。
治療自体が問題なく終わっても、歯科医と患者との認識のズレがあると納得できない結果になってしまうケースが多くあります。
意思疎通がしっかりとしていれば、お互い納得した状態で治療を行えてトラブルも少なくなるでしょう。
インプラント失敗後の対応方法を把握しておくと、被害を最小限に抑えることにつながるでしょう。
インプラント失敗後の対応方法については、以下が挙げられます。
それぞれの対応方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラント失敗後の対応方法として、セカンドオピニオンで他の歯科医院に相談する方法が挙げられます。
歯科医院によって、治療方法には得意不得意があるものです。
他の歯科医院に相談すると、治療の成功にもつながるでしょう。
大学病院は設備が充実していて高い技術力を持っている歯科医が多く在籍しているので、おすすめのセカンドオピニオンです。
各都道府県の地域ごとにある歯科医師会に相談すると、インプラントが失敗してしまった歯科医院に連絡をしてもらえる可能性があります。
歯科医院によっては、歯科医師会からの連絡によって、トラブルへの適切な処置をしてくれるでしょう。
しかし歯科医師会が歯科医院に直接指導するわけではありません。
状況を伝える程度しかできないので、あらかじめ注意が必要です。
インプラントに失敗したなら、国民生活センターに相談する方法もあります。
国民生活センターとは、国民生活の安定や向上を目的に、国民生活に関する情報提供と調査研究を行っている独立行政法人です。
実際に国民生活センターにインプラントでのクレームが入り、歯科学会や関連している機関に改善を求めるように指示を出すというケースもあります。
通っている歯科医院で少しでもおかしな点があるのであれば、気軽に相談してみてください。
インプラント治療に失敗した原因が明らかに歯科医院の過失なら、弁護士に相談しましょう。
弁護士に依頼して訴訟を起こす際にはカルテが必要です。
あらかじめ歯科医院にカルテ開示を依頼しておきましょう。
歯科医院によっては、カルテ開示で印刷代などの費用が必要です。
また弁護士に依頼する際にも費用が発生するので注意してください。
インプラント治療が失敗しないための対策には以下が挙げられます。
それぞれの対策について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
インプラントを成功させるには、歯科医院の選び方が重要になります。
ぜひ実績が豊富な歯科医院を選ぶようにしてください。
実績が豊富な歯科医院なら、インプラント治療中にトラブルが起きても、適切に対処してもらえるでしょう。
実績が豊富かどうかは、ホームページ・口コミ・評判などから確認できます。
インプラント治療では精密な診断が必要不可欠になるので、設備が充実している歯科医院を選ぶようにしましょう。
歯科用CTやレントゲンなどの設備がある歯科医院を選ぶと、インプラント治療のリスクを最小限に抑えることにつながります。
設備は歯科医院のホームページに載っています。
確認できない場合には、電話などで確認をしておきましょう。
インプラントは外科手術を行う必要があるので、減菌対策がしっかりとしている歯科医院を選ぶようにしましょう。
減菌対策がしっかりしていない歯科医院を選んでしまうと、インプラントに細菌が感染するおそれがあります。
細菌に感染すると、インプラント周囲炎になってしまうリスクも高いので注意が必要です。
外科手術をクリーンルームで行っているか、治療に使う器具がしっかりと減菌されているかどうか確認しましょう。
メンテナンスに力を入れているか調べるのも大切です。
メンテナンスに力を入れている歯科医院を選ぶと、インプラントの寿命を伸ばすことにもつながるでしょう。
定期的にメンテナンスを行えば、インプラントは10年以上も使用できます。
インプラント以外の天然歯についてもメンテナンスを行える歯科医院を選ぶと、口腔環境の悪化を予防できます。
本記事ではインプラントの失敗例について知りたい方に向けて、失敗する理由やインプラント治療が失敗しないための対策を紹介しました。
インプラントの失敗例については、以下が挙げられます。
インプラント失敗後の対応方法を把握しておくと、被害を最小限に抑えることにもつながります。
今回の記事を参考に、インプラントの失敗を予防しましょう。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:医療法人スマイルパートナーズ 理事長/齋藤和重
『山手歯科クリニック大井町』
住所:東京都品川区東大井5丁目25−1 カーサ大井町 1F
『山手歯科クリニック戸越公園』
住所:東京都品川区戸越5丁目10−18
2023/06/17
前歯のインプラントは失敗する可能性があることを知っていますか?
前歯のインプラントは他の部位よりも難しいので、症例の多い歯科医院を選ぶことが重要です。
知っておきたい失敗例や注意点・失敗を防ぐ方法・失敗した時の対処法などを紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
前歯のインプラントは、奥歯のインプラントと比べて難しい治療です。
その理由として、以下が挙げられます。
総じて、医師の技量によるものが大きいと言えます。
前歯のインプラント治療を受ける際は、実績のある歯科医院を選びましょう。
前歯のインプラントを受ける前に、まず知っておきたい注意点があります。
何も知らないまま受けるのとでは、手術に臨む心構えが大きく違ってくるでしょう。
中でも気をつけたい注意点は以下3つです。
それぞれについて解説します。
前歯のインプラントは、理想と異なる可能性があります。
なぜならインプラントがオーダーメイドで1本1本作られているためです。
医師と患者の間で意思共有ができていないと、理想とは異なる仕上がりになってしまいます。
また、インプラントには被せ物が必要です。
写真と実際に装着するのとでは、見た目の印象が異なります。
事前のカウンセリングで、理想と現実の摺り合わせは必ず行っておきましょう。
前歯のインプラントは、歯茎が下がってしまう可能性があります。
前歯の顎骨が奥歯と比べて薄いためです。
特に歯周病になっていると、歯茎が下がる問題が発生しやすくなります。
歯茎が下がると、埋め込んだインプラントが透けます。
結果、歯茎部分が黒く見えてしまうこともあるのです。
治療前に綿密な検査を受け、自身の骨の状態を把握しておきましょう。
治療を受ける歯科医院が、骨や歯茎を増やす治療法に対応しているかも確認しておくと良いでしょう。
インプラント治療では、仮歯が入る期間が約1~3ヶ月あります。
土台であるインプラントを埋め込んだ後、状態が安定するまで待つ必要があるためです。
ただし、この期間は個人差が大きく、一概には言えません。
人によってバラバラです。
事前に自身の状態を主治医に確認しておくと良いでしょう。
前歯のインプラントは、他の部位と比べて難しい治療です。
当然ながら失敗する可能性もあります。
なるべくなら、どんな失敗があるか治療前に知っておきたいですよね。
代表的な失敗例には、以下の5つがあります。
失敗例もそれぞれ見ていきましょう。
前歯のインプラントをする際、埋め込む位置がズレることにより失敗するケースがあります。
主に担当医の技量不足によって起こる失敗です。
ズレには様々なものがあり、以下の3つに分類されます。
計画通りに埋め込めないと、インプラントや上部構造へかかる力のバランスが狂い、結果として噛み合わせがおかしくなるケースも確認されています。
インプラントを埋め込む位置は、非常に重要なのです。
ズレると失敗になる可能性が非常に高くなります。
骨造成の失敗によって、インプラントが失敗するケースもあります。
日本人の骨格的に、前歯への骨造成が難しいことが原因です。
ただし、骨造成は誰にでも行われる治療ではありません。
インプラントを埋め込むための骨の高さや幅が足りない場合にのみ行われます。
骨造成の難易度の高さから失敗し、結果的にインプラントの失敗へと繋がるのです。
インプラントが骨と結合しなかったために、失敗となるケースもあります。
予定していた位置や深さでインプラントを埋め込まないと、うまく骨と結合できないのです。
同様に骨にドリルで穴を開ける際に起こるオーバーヒートも起こり得ます。
顎骨に余計なダメージを与えてしまい、インプラントと骨が結合しないケースもあるのです。
両者がうまく結合できないことで、失敗となります。
インプラント周囲炎を発症するケースもあります。
インプラントは歯根膜を持っていないため、細菌に弱く感染しやすいのです。
インプラント周囲の歯茎が歯周病になると、一気に進行することもあります。
毎日のセルフケアをサボると直面する失敗です。
これらを守ることで予防できます。
インプラント周囲炎の発症は治療失敗に繋がるため、気をつけましょう。
インプラントが破損してしまうケースもあります。
この場合、インプラントの素材か生活習慣が原因です。
歯には想像以上の力がかかっています。
普段から歯に力のかかる生活をしていると、破損する可能性が高くなります。
インプラントが破損しないように、治療前に生活習慣を振り返ってみましょう。
前歯のインプラントには、どうしても失敗のリスクが付きまといます。
治療を受ける際は、なるべくリスクを軽減して臨みましょう。
インプラントを考えている方は、以下のポイントを意識してみてください。
失敗を防ぐ方法もそれぞれ解説します。
格安のインプラントはなるべく避けてください。
人件費や医療機器を削減している可能性があるからです。
インプラントは自由診療のため、高額になってしまいます。
ですが高い金額には理由があるのです。
他にも歯科医院によっては、更にコストとして加算されているものもあります。
共通しているのは、どれも治療にとって必要なものという点です。
金額を抑えようとすると、どれかをコストカットしなければいけません。
結果、患者側に負担を強いる形になります。
格安だからといって飛びつかないようにしましょう。
歯科医院のHPにインプラントの症例が掲載されているかも重要です。
ちゃんと治療をしている歯科医院なら、実績と信頼の証として掲載しています。
逆に掲載されていないと、前歯のインプラントの対応数が少ない証となるでしょう。
前歯のインプラントで失敗しないためにも、重要な項目です。
症例数は歯科医院の信頼度を確認するバロメーターなので、必ず確認しましょう。
医師がメリットとデメリットをカウンセリングで説明してくれるかも重要です。
前歯のインプラントは難しい治療のため、デメリットまで納得した上で治療を受けてください。
特に糖尿病などの病気を患っているのなら、なおさらです。
インプラントには、メリットではなくデメリットもあります。
両方を知り、納得した上で治療を受けなければ後悔することになりかねません。
ちゃんとデメリットまで説明してくれると、患者に向き合ってくれる医師だと判断できます。
前歯のインプラントを受ける際は、設備の充実度も確認してください。
充実しているほど、インプラントの手術に必要な情報を多く集められるからです。
代表的なものはCTでしょう。
CTがあると治療計画を立てやすくなり、術後でも骨の状態確認で使えます。
設備の充実度はインプラントにおいて重要です。
カウンセリング時にどのような設備があるのかを質問しておくと良いでしょう。
セルフケアも重要です。
インプラントは、手術だけでなく術後の生活によってインプラント周囲炎になる可能性があります。
セルフケアを手間と感じず、続けていけるかが大切です。
歯の清掃がうまくできていないと、インプラント周囲炎によって歯茎が下がってしまう可能性があります。
インプラントが露出すると再手術が必要です。
これまでセルフケアをサボっていた方は、意識してブラッシングをしなければいけません。
自分の歯を自分で守っていくように意識しましょう。
実際に前歯のインプラント治療を受け、失敗した場合はどうすれば良いのでしょうか。
症状が現れると迷ってしまうでしょう。
その際は、放置せずに以下の方法で対処してください。
それぞれ見ていきましょう。
インプラントを失敗したと感じたら、まずは主治医に相談してください。
主治医は手術の内容を1番知っている人物であるためです。
歯茎を開いた本人だからこそ、再手術をする際にもスムーズに進められます。
失敗するとつい「信頼ならないから変える」と考えてしまいがちです。
しかし、主治医を変えたところで事態が改善するとは限りません。
それよりも、失敗した後にどうすれば良いのかを考えてくれる主治医の方が適任です。
前歯のインプラントを失敗した場合は、まず主治医に相談しましょう。
どうしても主治医に相談できない場合は、セカンドオピニオンとして他院へ相談する方法もあります。
この場合、歯科医院選びが非常に難しいでしょう。
ただし、実際にインプラントの施術をしたわけではないため、対応が難しいと判断される可能性もあります。
他人が失敗した後のやり直しは、非常に難しいのです。
主治医への相談も候補に入れつつ、セカンドオピニオンとして他院へ相談してみてくださいね。
前歯のインプラントは、他の部位と比べて失敗しやすい傾向にあるため注意が必要です。
施術の難易度も高く、歯科医師の技量が問われます。
治療を受ける際は、事前のカウンセリングを納得できるまで受けましょう。
失敗しないためには、歯科医院選びが重要です。
治療費や症例など、HPからでも確認できるポイントは多くあります。
歯科医院選びの参考にしてください。
もし失敗したら、まず主治医に相談しましょう。
前歯のインプラントは失敗する可能性があると理解した上で、治療を受けてくださいね。
東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重