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歯科コラム

東京、品川区の歯科医院「山手歯科クリニック」歯科コラム

症例紹介17:インプラント治療(40代女性)

 

本日は治療を行った患者さまのビフォーアフターをご紹介します。

 

※ご紹介している症例は、あくまでも患者様固有の症例ですので、実際には患者様によって治療期間や、治療法など個人差がございます。

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《題名》

インプラント治療

 

《患者さん》

40代 女性

 

《執刀医》

齋藤理事長

 

《治療内容》

左下奥歯の残根部のインプラント埋入と再生療法を併用した骨造成手術

 

《治療期間》

6ヶ月 (5回)

 

《費用(税込)》

手術準備費:¥33,000

インプラント:¥275,000

GBR:¥132,000

PRGF:¥55,000

チタンアバットメント:¥55,000

インプラント上部ジルコニアクラウン:¥187,000

==========

計 ¥737,000

 

《治療に対するリスク》

インプラント手術後に、疼痛や腫れる場合がございます。

 

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ご自身の歯でお悩みを抱えている方、お気軽にご相談下さい☺

※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。

 

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド

監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園)

インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いとは?メリット・デメリットについても徹底解説

インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いについてご存知ですか。

この記事では「インプラントのオールオン4と総入れ歯の違い」について紹介していきます。

 

他に「インプラントのオールオン4のメリット・デメリット」や「総入れ歯のメリット・デメリット」についてもまとめました。

ぜひこの記事を参考に、インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いについて理解を深めてみてください。

 

インプラントのオールオン4と総入れ歯の違い

インプラント セラミック 違い

インプラントのオールオン4と総入れ歯には以下のような違いがあります。

    • 治療方法
    • 費用
    • 寿命

それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

治療方法

インプラントのオールオン4は、顎の骨に4つのインプラントを埋め込んで、すべての人工歯を乗せる治療方法です。

オールオン4は利便性や品質が高く、適応幅が広いというメリットが挙げられます。

総入れ歯は、歯を全て失った際に行われる一般的な治療方法です。

総入れ歯なら短期間で治療を行えますが、顎骨が痩せてしまったり、審美性が低かったりするなどの特徴が挙げられます。

インプラントのオールオン4と総入れ歯の治療方法は異なるので、自分の要望に合った方法を選びましょう。

 

費用

インプラントのオールオン4の場合、費用相場は片顎200万円~350万円が目安です。

基本的に保険適用外になるので、治療費は高額になる傾向があります。

人工歯がプラスチック製であれば費用が抑えられますが、セラミック製になると審美性や耐久性が高くなり、費用も高額です。

総入れ歯の場合は保険適用の治療となるので、金額は5,000円~2万円程度になります。

しかし耐久性が低く数年に1度は作り直しが必要で手間と費用がかかってしまうので注意が必要です。

 

寿命

インプラントのオールオン4の寿命は、一般的には15年程度です。

しかしインプラントを40年以上経っても使用し続けているケースもあります。

一方で総入れ歯の場合、寿命の目安は約3年です。

入れ歯を使い続けると顎の骨や歯茎が痩せてしまうリスクが高くなります。

そのためインプラントのオールオン4の方がおすすめと言えるでしょう。

インプラントのオールオン4は、総入れ歯と比べると使用できる期間が長いので、治療費自体は高いですが、長期的に見ると費用を安く抑えられます。

 

インプラントのオールオン4のメリット

インプラント 老後

インプラントのオールオン4のメリットについては、以下が挙げられます。

  • 顎の骨が痩せてしまうリスクを回避できる
  • 痛みが起こりづらい
  • 天然歯に近い噛み心地がある
  • 審美性が高い

それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

顎の骨が痩せてしまうリスクを回避できる

インプラントのオールオン4は、噛んだ際の力が顎骨に伝達できるので、顎の骨が痩せてしまうリスクを回避できるというメリットが挙げられます。

普段から咀嚼を行っていないと、顎の骨が痩せてしまい、歯や歯茎にも悪影響を与えてしまうのです。

顎の骨が痩せてしまうと顔全体が老けて見えます。

若々しさをキープしたい方は、インプラントのオールオン4がおすすめです。

 

痛みが起こりづらい

総入れ歯に比べて、インプラントのオールオン4は、しっかりと固定されているので、痛みが起こりづらいのもメリットです。

インプラントのオールオン4は、顎の骨に人工歯根を固定できるので、粘膜を傷つけてしまうリスクが少なくなります。

総入れ歯を長時間使用していて、歯茎が擦れてしまい、強い痛みが出ている人も多いでしょう。

そのため治療費が高いというデメリットがあっても、長期的に見るとインプラントの方が良いと考えられます。

 

天然歯に近い噛み心地がある

インプラントのオールオン4は、顎の骨にインプラントを埋め込むので、天然歯に近い噛み心地が得られるのもメリットです。

天然歯に近い噛み心地があり、今まで通りに食事ができて、自然な会話も可能になります。

噛み合わせが悪いと、最悪の場合には歯並びが悪くなってしまうリスクがあるので注意が必要です。

 

審美性が高い

インプラントのオールオン4は、天然歯と同様もしくはそれ以上に審美性が高いのも大きなメリットです。

入れ歯は、プラスチックで作成されているので、汚れが付着しやすく、歯が黄ばみやすくなります。

部分入れ歯やブリッジなども、金属部分が目立ってしまうので、審美性は高くありません。

少しでも見た目を良くしたいと思っている方は、インプラントのオールオン4の治療を受けるのをおすすめします。

 

インプラントのオールオン4のデメリット

頭を抱える女性

オールオン4を考えているのならデメリットも把握しておきましょう。

インプラントのオールオン4のデメリットについては、以下が挙げられます。

  • 治療費用が高い
  • 外科手術が必要である
  • 感染症にかかってしまうリスクがある

それぞれのデメリットについて紹介していきますので、これからインプラントのオールオン4の治療を受けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

治療費用が高い

インプラントのオールオン4は、保険適用外になるので、治療費用が高くなるのがデメリットです。

オールオン4はメーカーから購入するインプラント自体が高額になっています。

さらに高度な技術と知識が必要で、治療ができる歯科医師が多くないのも、インプラント治療の費用が高い要因の1つです。

個人差はありますが、口内状態が悪い場合と、さらに治療費が高くなってしまうリスクもあります。

事前に口内状態を確認してもらいましょう。

 

外科手術が必要である

インプラントのオールオン4は、外科手術を行う必要があるので、身体的な負担が掛かってしまうのもデメリットです。

手術では局所麻酔を行い、歯茎を切開して顎の骨を削ります。

全身性の疾患がある方や高齢の方などは、体力的はもちろん、身体的負荷が大きくかかってしまうでしょう。

インプラント治療が受けられない場合もあるので、事前の確認が必要です。

また、治療期間が長くなってしまうので、通院しなければならない手間が増えてしまうといったデメリットもあります。

 

感染症にかかってしまうリスクがある

インプラント治療は、細菌によって感染症にかかってしまうリスクがあるのもデメリットです。

この感染症は「インプラント周囲炎」と呼ばれます。

インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が歯周病に感染してしまった状態です。

自覚症状が出にくく、気づいたときには症状が悪化してしまっているケースも多く見られます。

少しでも変化がある場合には、歯科医院で検査をしてもらいましょう。

 

総入れ歯のメリット

どのような手術?

総入れ歯のメリットについては、以下が挙げられます。

    • 保険適用される
    • 身体への負担が少ない
    • 早期に装着できる

それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

保険適用される

総入れ歯は、保険適用されるので、比較的安く治療を受けられるのがメリットです。

基本的には、ほとんどの症例に適応しているので、口内環境が悪い方でも使用できます。

少しでも費用を安く抑えたいと思っている方におすすめの治療方法と言えるでしょう。

 

身体への負担が少ない

総入れ歯は、インプラントのオールオン4と違い外科手術を行う必要がないので、身体への負担が少ないのもメリットです。

高齢の方や、全身疾患を持っている方などは、外科手術では身体的負荷が大きくなり健康状態が悪化してしまうリスクがあるので、治療が受けられない可能性があります。

しかし総入れ歯なら治療後のリスクを最小限に抑えられるでしょう。

 

早期に装着できる

総入れ歯は、早期に装着できるというメリットが挙げられます。

歯がないと生活に支障が出ます。

入れ歯なら歯科医院によっても異なりますが、1~2週間程度で完成するでしょう。

 

総入れ歯のデメリット

胸の前で×をする女性

総入れ歯のデメリットについては、主に以下が挙げられます。

  • 毎日のメンテナンスが不可欠
  • 天然歯同様には噛めない
  • 顎の骨が衰えてしまうリスクがある

それぞれのデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

毎日のメンテナンスが不可欠

総入れ歯は、毎日入れ歯を外してメンテナンスをする必要があるのがデメリットです。

毎日メンテナンスを行わないと、入れ歯に汚れや雑菌などが付着してしまい、口臭などの原因になってしまうでしょう。

メンテナンスでは、入れ歯を直接ブラッシングする方法や洗浄液に浸けるなどの方法が挙げられます。

入れ歯はメンテナンスに手間や費用が掛かってしまうので、あらかじめ注意が必要です。

 

天然歯同様には噛めない

歯を痛がる女性

総入れ歯は、天然歯と同じように噛む力が加えられないので、天然歯同様には噛めないのもデメリットです。

今までは問題なく噛み切れても、総入れ歯になると、噛む力や噛み合わせが変わります。

そこで噛み切れなかったり、食べづらくなったりするでしょう。

また、総入れ歯にすると全体的に噛む力が弱くなってしまいます。

入れ歯を装着した際に少しでも違和感があれば、再調整をしてもらいましょう。

 

顎の骨が衰えてしまうリスクがある

総入れ歯は、インプラントのオールオン4とは違って歯茎で入れ歯を固定しているので、顎の骨に力が加わらず、顎の骨が衰えてしまうリスクがあるのもデメリットです。

インプラントのオールオン4は、人工歯を固定しているので、食事などをする際には、顎の骨に直接力を加えられます。

比較的若い方が総入れ歯にしてしまうと、顎の骨が衰えやすく、見た目に悪影響を与えてしまう可能性が高くなるので、インプラントのオールオン4がおすすめと言えるでしょう。

 

インプラントと総入れ歯のケア方法

インプラントの注意点

インプラントと総入れ歯のケア方法について把握しておくと、歯のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。

それぞれのケア方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

インプラントのケア方法

インプラントは、基本的に天然歯と同じように扱うことができます。

歯ブラシを使用してブラッシングをするのはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用すれば、歯や歯茎の健康維持につながります。

インプラントは、天然歯と違い、虫歯になることはありません。

しかしケアを怠ってしまうと、周囲の歯に悪影響を与えてしまうリスクが高くなります。

インプラントは定期的に歯科医院でメンテンナスを行い、抜け落ちや、インプラント歯周炎などのトラブルを予防しましょう。

 

総入れ歯のケア方法

総入れ歯は、天然歯やインプラント以上に入念なケアが必要です。

食後や就寝前に、ブラシで汚れを落としたり、入れ歯専用の洗浄液につけ置きしたりする必要があります。

ケアを怠ってしまうと、口内環境が悪くなってしまい、トラブルが起こりやすくなるので注意が必要です。

入れ歯は3~5年に一度は新しい入れ歯に入れ替える必要があります。

古い入れ歯を長年使用してしまうと、噛み合わせが悪くなってしまい、顎関節症などになってしまうリスクがありますので注意しましょう。

 

インプラントのオールオン4と総入れ歯について理解を深めよう!

デンタルローンのメリット

今回は、インプラントのオールオン4と総入れ歯について知りたい方に向けて、違いやそれぞれのメリット・デメリットなどを紹介しました。

インプラントのオールオン4のメリットについては、以下が挙げられます。

  • 顎の骨が痩せてしまうリスクを回避できる
  • 痛みが起こりづらい
  • 天然歯に近い噛み心地がある
  • 審美性が高い

ケア方法について把握しておくと、歯のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。

今回の記事を参考に、インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いについて理解を深めてみてください。

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重

症例紹介16:インプラント治療・セラミック治療(30代男性)

 

本日は治療を行った患者さまのビフォーアフターをご紹介します。

 

※ご紹介している症例は、あくまでも患者様固有の症例ですので、実際には患者様によって治療期間や、治療法など個人差がございます。

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《治療名》

欠損部のインプラント治療とセラミック・ジルコニア治療

 

《患者さん》

30代男性

 

《執刀医》

大塚院長

 

《治療内容》

歯冠崩壊部のインプラント治療と、セラミック・ジルコニアクラウンによる虫歯治療

 

《治療期間》

12回 (10ヶ月)

 

《費用》

ファイバーコア

¥27,500×4

セラミッククラウン

¥121,000×1

ジルコニアクラウン

¥143,000×2

 

インプラント手術準備費

¥33,000

GBR(骨増生)

¥88,000×2

インプラント

¥275,000×3

アバットメント

¥55,000×3

インプラント上部ジルコニア

¥187,000×3

 

計:¥2,277,000

 

《治療に対するリスク》

インプラント治療においては、術後一時的な疼痛や腫れが起こる場合があります。

 

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ご自身の歯でお悩みを抱えている方、お気軽にご相談下さい☺

※当院では患者様に安心して治療をお受けいただくために、感染対策を徹底しております。

 

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド

監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園)

インプラント治療で使用されるレントゲンの種類とは?レントゲン無しでインプラントを行うリスクも紹介

この記事では「インプラント治療で使用されるレントゲン撮影の種類」について紹介していきます。

結論、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類は、パノラマレントゲン・デンタルレントゲン・歯科用CTの3種類が挙げられます。

他にも「レントゲン撮影で分かること」や「レントゲン撮影無しでインプラントを行うリスク」についても解説します。

ぜひ今回の記事を参考に、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類について理解を深めてみてください。

また「レントゲン治療はやり直し可能かどうか」について知りたい方は、こちらにて解説を行っておりますので、ぜひ確認してみてください。

インプラント治療で使用されるレントゲンの種類

インプラント治療で使用されるレントゲンの種類については、以下が挙げられます。

・パノラマレントゲン
・デンタルレントゲン
・歯科用CT

それぞれのレントゲンの種類について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

パノラマレントゲン

パノラマレントゲンは、1枚のフィルムに歯や顎の骨などの全体像を確認ができるレントゲン撮影です。

鼻から下あごまでの全体像を把握できるメリットがありますが、細かな位置や形を詳しく検査するのが難しくなるので、あらかじめ注意が必要です。

また、パノラマレントゲンの種類については、大きく分けて2つに分けられます。

・回転断層パノラマX線装置
・口内線源パノラマX線装置

平面の画像になるので、骨の厚みや神経の位置などの把握が難しいデメリットもあります。

デンタルレントゲン

デンタルレントゲンは、必要な部分のみ撮影し、特定の歯や周辺を詳しく検査ができるレントゲン撮影を指します。

10~18のブロックに分けて撮影を行えるので、一人ひとりの口内状態を把握できるメリットが挙げられます。

デメリットについては、部分的な画像になるので、骨の状態が把握できないので注意が必要です。

パノラマレントゲンと同様に、平面の画像になるので、骨の厚みを正確に把握するのは難しいです。

歯科用CT

歯科用CTは、口内状態を3次元(立体)画像のレントゲン撮影を指します。

撮影したデータをコンピュータ処理をすると、断面図や立体画像を作成できるので、手術のシュミレーションが行えるメリットが挙げられます。

インプラント手術前に歯科用CTを行うと、手術時間を短縮できるほか、痛みや腫れなどの体への負担を最小限に抑えられます。

しかし、パノラマレントゲンやデンタルレントゲンよりも、費用が高くなってしまうリスクがあるので、あらかじめ注意が必要です。

インプラント治療で必要な検査項目

インプラント治療で必要な検査項目については、以下が挙げられます。

・骨の幅
・骨の高さ
・隣接する骨との距離

それぞれの検査項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

骨の幅

インプラント治療で必要な検査項目として、骨の幅が挙げられます。

骨の幅は、インプラントの直径に関係するので、十分な骨の幅がないのに無理やりインプラントを埋めてしまうと、歯のトラブルの原因になります。

骨の高さ

頭蓋骨 頭の骨

骨の高さは、インプラントの長さに影響します。

インプラント治療を行う際には、骨の高さを把握していないと、下顎の神経を破損してしまうリスクがあります。

逆に、骨の高さが低い場合には、顎の骨に固定されずに、インプラントが抜け落ちてしまう可能性があるので、治療前には骨の高さを入念に調べる必要があります。

隣接する骨との距離

インプラント治療を行う前には、隣接する骨との距離を十分把握する必要があります。

人工歯が天然歯に当たってしまうと、咬み合わせが悪くなったり、歯の神経を傷つけたりする可能性があります。

レントゲン撮影で分かること

レントゲン撮影で分かることについては、以下2つが挙げられます。

・歯の健康状態
・骨の長さ

それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

歯の健康状態

レントゲン撮影では、歯の健康状態の把握が可能です。

インプラント治療では、虫歯や歯周病がある状態で治療を行うことができないので、レントゲン撮影で歯の健康状態を把握する必要があります。

虫歯や歯周病がある状態でインプラント治療を行ってしまうと、インプラント本体が病気になってしまうリスクがあります。

骨の長さ

歯の模型を持つ手

レントゲン撮影では、骨の長さを調べることが可能です。

骨の高さは、一人ひとりによって異なるので、インプラント治療を行う際には、必要な検査項目になります。

骨の長さが全体的に長い場合には、長いインプラントを用意する必要があります。

歯科用CTで分かること

歯の絵を虫眼鏡でのぞく様子とはてなマーク

歯科用CTで分かることについては、主に以下が挙げられます。

・骨の形状
・骨の幅
・骨の高さ
・血管や神経

それぞれの項目について解説します。

骨の形状

歯科用CTは、3次元測定が可能なので、骨の形状を細かく撮影ができます。

レントゲン撮影では、平面でしか測定ができないので、骨が欠損している箇所などを把握でき、インプラント固定の安定にもつながります。

万が一、骨が不足している場合には、骨再生治療を行う必要があるので、事前に確認をしましょう。

骨の幅

立体で撮影を行えるので、骨の幅についてもはっきりと確認が可能です。

レントゲン撮影でも骨の幅は測定が可能ですが、実寸を出すには計算が必要になるので、寸法が異なってしまうリスクがあるのも事実です。

歯科用CTであれば、撮影するだけで計算する必要がなく、スピーディーにインプラント治療を行うことにもつながります。

骨の高さ

レントゲン撮影と同様に、骨の高さを測定することが可能です。

歯科用CTであれば実寸を出すのに計算が必要なので、スピーディーに測定できるメリットが挙げられます。

また、測定精度も高いので、治療ミスをしてしまうリスクも減らせるメリットもあります。

血管や神経

歯科医がレントゲンをチェックする

歯科用CTであれば、歯の周辺にある血管や神経の撮影が可能です。

血管や神経は、一人ひとりによって位置や本数が異なるので、インプラント治療を行う際には、事前に確認が必要不可欠になります。

下顎は動脈や大きな神経が多くあるので、血管や神経の位置をしっかりと把握していないと、神経麻痺や大量出血の危険性があるので注意が必要です。

レントゲン無しでインプラントを行うリスク

レントゲン撮影がない頃にインプラント治療を行っていた時代は、歯科医師の目視や長年の技術、ノウハウなどに頼りながら治療を行っていました。

その結果、インプラント治療の事故が多く発生し、再治療が行われるケースが多く見られました。

また、インプラント治療を行う周辺の天然歯についても、歯を傷つけてしまったり、神経を損傷してしまったりするなどのケースも少なくありません。

レントゲン撮影が普及後は、インプラント治療の事故件数が減っていき、安心してインプラント治療を行えるようになりました。

MRI検査ができない可能性があるインプラントの種類

歯の模型に向かって半円状に置かれている歯科治療器具

MRI検査とは、レントゲン撮影や歯科用CTのように画像診断に使用される検査方法で、強力な電波と磁力を使って磁場を発生させて撮影を行います。

そのため、基本的に金属類があると検査結果に悪影響を与えてしまうので、金属が含まれているインプラントがあればMRI撮影を行うことができません。

具体的にMRI検査ができない可能性があるインプラントの種類については、以下が挙げられます。

・インプラントオーバーデンチャー
・医療用インプラント

それぞれのインプラントの種類について紹介していきますので、これからインプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントや残っている歯を入れ歯で覆い被せる治療方法を指します。

総入れ歯とは異なり、インプラントや天然歯が支えになるので、噛む力が強くなりあることが挙げられます。

入れ歯とインプラントを固定する際には、磁石によって固定するケースが多くあるので、MRI検査が受けられなくなります。

しかし、インプラントオーバーデンチャーでの、磁石を使用しないケースもあるので、MRI検査を今後受ける可能性がある方は、事前に伝えておくようにしましょう。

医療用インプラント

ネジ

医療用インプラントとは、デンタルインプラントとも呼ばれており、一般的なインプラントも含まれます。

インプラント治療に使用される金属や装置などによって、MRI検査が受けられるかどうか異なるので、トラブルを避けるようにあらかじめ確認をしておきましょう。

インプラントが原因でMRI検査を断られた場合の対処方法

インプラントが原因でMRI検査を断られた場合の対処方法については、以下が挙げられます。

・チタン製のインプラントであることを伝える
・上部構造を外す

それぞれの対処方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

チタン製のインプラントであることを伝える

インプラントが原因でMRI検査を断られるケースとして、金属が使用されていると勘違いされているなどが挙げられます。

MRI検査を受ける前には、インプラントがチタン製であることを伝えておくと、問題なくMRI検査を受けられる可能性があります。

チタン製のインプラントは、金属のひとつに分類されますが、チタンは磁力による悪影響を及ぼすリスクがないので、MRI検査でも問題なく利用できます。

上部構造を外す

インプラントの注意点

顎の骨を固定しているインプラント本体が金属でなければ、インプラント上部構造を外すだけで、MRI検査を受けられます。

磁力を使っていないインプラントオーバーデンチャーについても、上部構造を外すとMRI検査を受けることが可能です。

レントゲン撮影について理解を深めよう!

インプラント治療をする医師

今回は、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類について知りたい方に向けて、レントゲン撮影で分かることやレントゲン撮影無しでインプラントを行うリスクを紹介しました。

インプラント治療で使用されるレントゲンの種類については、以下が挙げられます。

・パノラマレントゲン
・デンタルレントゲン
・歯科用CT

今回の記事を参考に、インプラント治療で使用されるレントゲン撮影について理解を深めてみてください。

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重

インプラント治療のやり直しは可能?失敗してしまう原因や失敗したらやるべきことを紹介

インプラント治療のやり直しは可能かどうか知りたいと悩んでいませんか?

この記事では「インプラント治療のやり直しは可能かどうか」について紹介していきます。

結論、インプラント治療は、状態によって異なりますがやり直しは可能です。

他にも「インプラントが失敗してしまう原因」や「インプラントのメリット・デメリット」について解説します。

ぜひこの記事を参考に、インプラント治療について理解を深めてみてください。

また「インプラント治療で使用されるレントゲンの種類」について知りたい方は、こちらにて解説を行なっておりますので、ぜひ確認してみてください。

インプラント治療のやり直しは可能?

歯の絵を虫眼鏡でのぞく様子とはてなマーク

骨や口内状態によって異なりますが、インプラントのやり直しは可能です。

インプラント治療は、10年以上経過しても問題なく使用できるほど優れている治療法ですが、何らかの原因によって再度治療が必要になるケースも少なからずあります。

失敗の原因が歯科医院や患者自身によるものなのかによって治療方法や対応が異なります。

インプラントが失敗してしまう原因

インプラント治療の痛み

インプラントが失敗してしまう原因については、以下が挙げられます。

・治療前の検査確認が不十分
・インプラント歯周炎の影響
・感染対策が不十分
・技術力不足
・人工歯のトラブル
・メンテナンス不足

それぞれの原因について紹介してきますので、これからインプラント治療を受けようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

治療前の検査確認が不十分

インプラント治療が失敗してしまう原因として、治療前の検査確認が不十分だったケースも少なくありません。

噛み合わせや神経、骨の状態など一人ひとりによって状態が異なるので、治療前の検査は、インプラントを成功させるためには必要不可欠になります。

また、病歴や服用している薬、健康状態などによって、治療方法が異なるので、患者と医師とのコミュニケーションも重要になります。

このように、治療前に検査確認を十分に行わないと、噛み合わせがズレてしまったり、神経を傷つけてしまうリスクがあるので、しっかりと治療前の検査を行なっている歯科医院を選ぶようにしましょう。

インプラント歯周炎の影響

インプラント 手術後 痛み

インプラント歯周炎によって、人工歯を固定している骨に悪影響を与えてしまい、インプラントが抜け落ちてしまうケースも挙げられます。

インプラント歯周炎とは、インプラント周囲に歯周病のような炎症が起きてしまう症状を指します。

感染対策が不十分

インプラント治療は外科手術が必要になるので、手術中に感染対策が不十分だと、炎症や強い痛みなどが起きてしまうリスクがあります。

通常であれば、インプラント治療の約1週間経過すれば痛みや腫れは徐々に落ち着いてきますが、痛みや腫れなどが引かない場合には、感染症の恐れがあるので、治療を受けた歯科医院で検査をしてもらいましょう。

感染症を放置してしまうと、インプラントが抜け落ちてしまうのはもちろん、周囲の歯に悪影響を与えてしまったり、強い腫れによって呼吸困難になってしまったりする可能性があるので、少しでも異常があったらなるべく早く歯科医院で検査をすることをおすすめします。

技術力不足

治療前から歯周病がある場合

治療前の検査確認や感染症対策などをしっかりと行なっていたとしても、医師の技術力が不足していれば、インプラント治療の失敗のリスクが高くなります。

実績が豊富だったり、口コミ・評判が良い歯科医院を選ぶと、専門的な技術を持っている歯科医から治療を受けられます。

近年では、サージカルガイドというテンプレートを使用した治療ができるので、インプラント治療で少しでも不安がある方は、サージカルガイドを採用している歯科医院を選びましょう。

人工歯のトラブル

人工歯の噛み合わせがや形状の歪みなどの理由によって、インプラント治療箇所に大きな負担をかけてしまい、強い痛みや人工歯が外れてしまうなどのトラブルが起きる可能性があります。

人工歯は、とても精密にできており、わずかな狂いによって炎症を起こしてしまうケースがあるのです。

インプラント治療後は違和感がありますが、7〜10日程度経過しても違和感が無くならない場合には、治療した歯科医院で診てもらいましょう。

メンテナンス不足

歯科衛生士による歯のクリーニングの様子

インプラント治療が成功しても、治療後のメンテナンスを怠ってしまうと、トラブルの原因にもなるので注意が必要です。

インプラントは、優れた素材を使用していますが、一人ひとりの噛み合わせによって人工歯がすり減ってしまったり、ネジが緩んでしまったりするケースも少なくありません

また、インプラント周囲に歯垢や食べかすなどが溜まってしまうと、感染症やインプラント歯周炎などになってしまうリスクも高くなります。

普段から入念に歯磨きをするのはもちろん、定期的にメンテナンスをするようにしましょう。

医師と患者とのコミュニケーション不足

医師と患者とのコミュニケーションが不足していると、要望に合った治療ができずに、最悪の場合にはインプラント治療を再度行なってしまうリスクがあります。

治療のメリット・デメリットをしっかりと説明してもらえる医師から治療を受けると、トラブルを事前に予防することにもつながります。

これからインプラント治療を受ける方は、治療のリスクやデメリットをしっかりと理解して受けて、インプラント治療を受けるようにしましょう。

インプラントに失敗したらやるべきこと

歯の模型に向かって半円状に置かれている歯科治療器具

インプラントに失敗したらやるべきことについては、主に以下3つが挙げられます。

・まずは相談する
・やり直し依頼をする
・返金依頼をする

それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは相談する

インプラントに失敗したらまずやるべきこととして、治療した歯科医院に相談をしましょう。

相談して無償で治療をしてもらえるのであれば問題ありませんが、追加で費用がかかったり、治療を拒否されたりした場合には、別の歯科医院に相談するのも選択肢の一つです。

その他にも、訴訟を考えているのであれば弁護士や消費者センターなどに相談するのをおすすめします。

やり直し依頼をする

悩む女性

歯科医院に相談後は、やり直し依頼をしましょう。

明らかに歯科医院によるものであれば、無償でインプラント治療をやり直すことが可能です。

しかし、インプラント治療が失敗するのは、患者自身によるケースもあるので、自己負担になる可能性もあります。

返金依頼をする

同じ歯科医院でインプラントの再治療を依頼したくない方は、返金依頼をしましょう。

返金が完了したら別の歯科医院で治療を行い、再度インプラント治療が失敗しないように、あらかじめ医師に失敗した経緯を伝えるとスムーズに治療を行えます。

しかし、インプラントに失敗の原因や症例によっては、返金が難しい場合もあるので、事前に歯科医院に相談しておきましょう。

インプラントのメリット

インプラントのメリットについては、以下4つが挙げられます。

・咀嚼機能が回復する
・天然歯と同じ感覚で噛める
・顎の骨が痩せるのを予防する
・審美性に優れている

それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

咀嚼機能が回復する

インプラントは、顎の骨に人工歯を装着するので、咀嚼機能が回復できるメリットが挙げられます。

ブリッジや入れ歯などは周囲の歯にバネや金属をかけて歯を固定する方法なので、咀嚼するたびに天然歯や顎に負担がかかってしまい、咀嚼機能が低下してしまう原因にもなります。

また、直接顎の骨に装着ができるので、人工歯と自然歯に隙間が出来づらくなるので、歯垢や食べかすが残りにくくなるメリットも挙げられます。

このように、インプラントは、咀嚼機能が低下するリスクが少ないので、将来を見据えた治療方法とも言えるでしょう。

天然歯と同じ感覚で噛める

インプラントは、天然歯と同じ感覚で噛めるので、ストレスなく食事を楽しめるメリットが挙げられます。

顎の骨にしっかりと支えられているので、天然歯と同じように力を入れてしっかりと咀嚼ができ、違和感なく噛むことが可能です。

ブリッジや入れ歯をしている方で、咀嚼時に違和感を持っている方は、インプラント治療を検討してみましょう。

顎の骨が痩せるのを予防する

インプラントは、咀嚼した時の力が顎の骨に届けられるので、顎の骨が痩せるのを予防できるメリットが挙げられます。

ブリッジや入れ歯では、顎の骨と結合していないので、顎に力が伝わりづらく、痩せやすくなるリスクが高くなります。

顎の骨が痩せてしまうと、周囲の歯に悪影響を与えてしまうのはもちろん、顔にハリがなくなってしまい老けて見えてしまうデメリットもあります。

インプラントは、他の治療方法と比べて治療費が高いですが、長期的な目線で見ると、費用を安く抑えられると言えるでしょう。

審美性に優れている

ホワイトニングする女性

インプラントは、自然歯と同じような色味を再現できるので、審美性に優れているメリットが挙げられます。

保険適用の入れ歯や差し歯、ブリッジでは、色味が不自然になってしまったり、固定する金具が見えてしまったりするケースがあるので、周囲から気づかれやすくなります。

その他にも、インプラントは歯垢やプラーク、食べかすなどが歯に付着しにくく、着色がしにくいなどの特徴があるので、継続的に健康的な白い歯で生活できるメリットも挙げられます。

このように、インプラントは見た目の美しさにこだわっている人に適している治療方法と言えます。

インプラントのデメリット

インプラントのデメリットについては、以下3つが挙げられます。

・外科手術を行う必要がある
・感染症のリスクがある
・保険対象外

それぞれのデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

外科手術を行う必要がある

インプラントは、歯肉をメスで切開して、顎の骨にドリルで穴を開けて人工歯を固定する外科手術を行う必要があるので、身体に負担をかけてしまうデメリットが挙げられます。

外科手術中は麻酔をしているのでほとんど痛みはありませんが、抜歯などの経過観察などで通院が必要になる手間が増えてしまいます。

また、挿入したインプラントが骨と結合するまでに最低でも2ヶ月以上は必要になるので、あらかじめ注意が必要です。

妊娠している方や持病を持っている方は、インプラント治療が行えない可能性があるので、事前に確認をしておきましょう。

感染症のリスクがある

インプラント治療では、感染症のリスクが高いデメリットが挙げられます。

感染症の例として、骨を溶かしてしまうインプラント歯周炎があり、症状が悪化してしまうと、インプラントが抜け落ちてしまうリスクが高くなります。

感染症を予防するには、感染症対策に力を入れている歯科医院を選んだり、治療終了後も定期的なメンテナンスを受けたりするようにしましょう。

保険対象外

インプラントは、保険対象外になるので、治療費が高額になってしまうデメリットが挙げられます。

治療後についても、定期的なメンテナンスが必要になり、追加で費用がかかってしまいます。

しかし、デンタルローンを活用できたり、医療費控除を申請できたりなど金銭的な負担を抑えられる方法もあるので、活用することをおすすめします。

インプラントについて理解を深めよう!

インプラントの注意点

今回は、インプラント治療について知りたい方に向けて、インプラントが失敗してしまう原因やインプラントのメリット・デメリットを紹介しました。

インプラントが失敗してしまう原因については、以下が挙げられます。

・治療前の検査確認が不十分
・インプラント歯周炎の影響
・感染対策が不十分
・技術力不足
・人工歯のトラブル
・メンテナンス不足

今回の記事を参考に、インプラントについて理解を深めてみてください。

 

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重