歯がグラグラするのは歯周病のサイン?痛みがない場合も診察に!
1. 歯がグラグラする…それ、体からの重要なサインかもしれません

・「痛くないから大丈夫」と思ってしまう理由
歯を触ったときに「少し動く気がする」「噛むと違和感がある」と感じても、強い痛みがなければ、そのまま様子を見てしまう方は少なくありません。特に忙しい日常の中では、「今すぐ困っていないから」「そのうち落ち着くだろう」と受診を後回しにしてしまいがちです。
しかし、歯周病が原因の場合、歯がグラグラしていても痛みが出ないことは珍しくありません。歯周病は、歯ぐきや骨がゆっくりと壊れていく病気で、神経を直接刺激しにくいため、初期から中等度の段階では自覚症状がほとんどないまま進行することがあります。
そのため、「痛みがない=問題がない」と判断してしまうこと自体が、歯周病の発見を遅らせる大きな原因になります。実際に来院される患者様の中にも、「全然痛くなかったのに、検査をしたら思った以上に進んでいた」と驚かれる方が少なくありません。
・歯がグラつく仕組みとは
歯がグラグラする原因の多くは、歯を支えている組織が弱っていることにあります。歯は顎の骨に直接くっついているわけではなく、歯槽骨や歯根膜といった組織によって支えられています。歯周病が進行すると、歯ぐきの炎症が歯の根の奥へと広がり、これらの支えとなる組織が少しずつ破壊されていきます。
特に歯槽骨が吸収されると、歯は安定を失い、噛んだときや指で触れたときに揺れを感じるようになります。この段階でも、痛みがほとんど出ないことが多いため、「年齢のせい」「疲れているだけ」と誤解されることもあります。
しかし、歯周病によって失われた骨や組織は、自然に元の状態へ戻ることはありません。グラつきは一時的な現象ではなく、進行性のサインである可能性が高いという点を知っておくことが大切です。
・放置するとどうなるのか
歯のグラつきをそのまま放置すると、揺れは徐々に大きくなり、噛む力に耐えられなくなっていきます。最初は硬いものが噛みにくい程度だった違和感が、やがて普段の食事にも影響するようになり、「噛むのが怖い」「片側だけで食べている」という状態になることもあります。
さらに進行すると、歯の位置がずれたり、かみ合わせが崩れたりして、周囲の健康な歯にも余計な負担がかかります。その結果、グラついていなかった歯まで影響を受け、口の中全体のバランスが崩れてしまうことがあります。
最終的には、歯を支える骨が大きく失われ、抜歯を検討せざるを得ない状態になることもあります。しかし、歯がグラグラし始めた段階で診察を受ければ、進行を抑えたり、歯を残せる可能性を高めたりすることは十分に可能です。
「痛みがないから大丈夫」ではなく、「違和感がある今こそ診てもらう」。その小さな判断の違いが、将来ご自身の歯で噛み続けられるかどうかを大きく左右します。
2. 歯がグラグラする主な原因は歯周病だけではない

・もっとも多い原因は歯周病
歯がグラグラする原因として、もっとも多く見られるのが歯周病です。歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支えている骨が徐々に吸収されていく病気です。この骨の減少によって歯の固定力が弱まり、揺れを感じるようになります。
特に注意したいのは、歯周病によるグラつきは「1本だけ」で起こるとは限らない点です。奥歯や前歯など、噛む力がかかりやすい歯から症状が出ることもあれば、複数の歯が同時に揺れ始めることもあります。しかも、多くの場合で痛みがほとんどなく、出血や腫れも軽度なため、深刻さに気づきにくいのが特徴です。
そのため、「年齢のせい」「一時的なもの」と自己判断してしまい、歯周病が進行した状態で初めて受診されるケースが少なくありません。
・噛み合わせや外傷が原因のこともある
歯のグラつきは、必ずしも歯周病だけが原因とは限りません。たとえば、噛み合わせのバランスが崩れている場合、特定の歯に強い力が集中し、歯が揺れることがあります。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方では、歯周病が軽度でも歯に過剰な負担がかかり、グラつきを感じることがあります。
また、転倒や事故、硬いものを強く噛んだことによる外傷が原因で、一時的に歯が動くこともあります。この場合、歯の神経や周囲の組織がダメージを受けている可能性があり、放置すると症状が悪化することもあります。
見た目や感覚だけでは、歯周病なのか、噛み合わせなのか、外傷なのかを正確に見分けることはできません。ここに自己判断の難しさがあります。
・自己判断が危険な理由
歯がグラグラしている状態で最も避けたいのが、「様子を見る」という選択です。原因が歯周病だった場合、放置している間にも骨の吸収は進み、歯を残せる可能性がどんどん下がってしまいます。一方で、噛み合わせや外傷が原因だった場合でも、適切な処置を行わなければ、歯周病を併発したり、周囲の歯に悪影響を及ぼしたりすることがあります。
実際の診療現場では、「もっと早く来ていれば、違う治療が選べたのに」というケースも少なくありません。グラつきが軽度な段階であれば、クリーニングや噛み合わせ調整など、比較的負担の少ない治療で対応できることもあります。
歯がグラグラする原因は一つとは限らず、複数の要因が重なっていることもあります。だからこそ、「痛みがない」「そこまで困っていない」という理由で放置せず、一度診察を受けて原因をはっきりさせることが重要です。それが結果的に、歯を守るいちばん近道になります。
3. 痛みがない歯周病が進行しやすい理由

・歯周病は「静かに進む病気」
歯周病が厄介だと言われる理由のひとつに、「症状が目立たないまま進行する」という特徴があります。虫歯のようにズキズキとした痛みが出にくく、日常生活に大きな支障が出るまで気づかれにくいのです。そのため、歯がグラグラして初めて異変を感じるというケースも少なくありません。
歯周病は、歯ぐきの炎症から始まり、徐々に歯の根の奥へと広がっていきます。この過程はゆっくりで、体が変化に慣れてしまうため、「少し出血するけど問題ない」「腫れている気がするけど痛くない」と見過ごされがちです。結果として、気づいたときには歯を支える骨にまで影響が及んでいることがあります。
・神経との位置関係が痛みを感じにくくする
歯周病で痛みを感じにくい理由には、神経との位置関係も関係しています。歯周病の炎症は、歯の表面や神経がある部分ではなく、歯を支える歯ぐきや骨の周囲で起こります。これらの組織は、強い痛みを感じにくい構造をしているため、炎症が進んでも自覚症状が出にくいのです。
また、慢性的に炎症が続くと、体がその状態に順応してしまい、違和感を「いつものこと」として認識してしまうことがあります。これが、歯周病が長期間放置されやすい大きな要因のひとつです。
・気づいたときには重度になっているケース
診療の現場では、「痛みがなかったので歯医者に行かなかった」という理由で受診され、検査の結果、想像以上に歯周病が進行していたことが分かるケースが少なくありません。歯がグラグラする、噛みにくい、歯ぐきが下がったと感じる頃には、すでに歯を支える骨が大きく失われていることもあります。
この段階になると、治療に時間がかかったり、歯を残すための選択肢が限られたりすることがあります。一方で、痛みがない早い段階で診察を受けていれば、クリーニングや生活習慣の見直しといった比較的負担の少ない治療で進行を抑えられる可能性が高まります。
「痛みがない=安心」ではありません。歯周病は、静かに進行するからこそ、違和感や小さな変化に気づいた時点で診てもらうことが大切です。その一歩が、将来の歯を守る大きな差につながります。
4. 歯のグラつきはどの段階で治療すべき?

・軽度のグラつきであればできることは多い
歯のグラつきに気づいたとき、「もう遅いのでは」と不安になる方も多いですが、実際には軽度の段階であれば、できる治療はたくさんあります。たとえば、指で触るとわずかに動く気がする、噛んだときに以前より頼りなく感じる、といった初期のグラつきであれば、歯周病の基本治療によって改善が期待できるケースも少なくありません。
歯石やプラークを除去し、歯ぐきの炎症が落ち着くことで、歯を支える組織が引き締まり、揺れが軽減することがあります。この段階で受診できれば、外科的な治療を行わずに進行を抑えられる可能性も高く、歯を残せる選択肢が広がります。
・中等度以上では治療内容が変わってくる
グラつきがはっきり分かる状態や、噛むと不安定さを強く感じる場合は、歯を支える骨がある程度失われている可能性があります。この段階では、歯周基本治療に加えて、歯周外科治療や、歯の固定といった処置が必要になることもあります。
また、グラついている歯に過度な力がかからないよう、噛み合わせの調整を行うことも重要です。状況によっては、複数の歯を一時的に固定することで安定を図り、日常生活での不安を軽減することができます。中等度以上になると治療期間は長くなる傾向がありますが、適切に対処することで、歯を残せる可能性はまだ十分にあります。
・早期診察が歯の寿命を大きく左右する
歯のグラつきに対して最も大切なのは、「どの段階で診てもらうか」です。同じグラつきでも、早い段階で受診した場合と、数年放置してから受診した場合では、選べる治療の幅が大きく変わります。
早期に診察を受ければ、進行を抑える治療で済む可能性が高く、歯を抜かずに済むケースも多くなります。一方で、放置してしまうと、骨の吸収が進み、抜歯を含めた治療を検討せざるを得なくなることもあります。
「まだ大丈夫そう」「もう少し様子を見よう」と感じている今こそ、実は一番良いタイミングかもしれません。歯のグラつきは、体からの分かりやすいサインです。違和感を覚えた段階で一度診察を受けることが、将来の歯を守る最善の選択につながります。
5. 歯がグラグラしていても残せる可能性はある

・グラつき=すぐに抜歯ではない
歯がグラグラしていると、「もう抜くしかないのでは」と不安になる方が多くいらっしゃいます。しかし、歯のグラつきがあるからといって、必ずしもすぐに抜歯が必要になるわけではありません。実際の診療現場では、状態を詳しく検査したうえで、「残せる可能性がある歯」と「難しい歯」を慎重に見極めていきます。
歯周病によるグラつきの場合、炎症が強く出ていることで一時的に歯が不安定になっているケースもあります。このような場合は、歯周病の基本治療を行い、炎症が落ち着くことで、グラつきが軽減することも少なくありません。見た目や感覚だけで判断せず、まずは正確な診断を受けることが重要です。
・歯周基本治療で改善が見込めるケース
歯周基本治療とは、歯石やプラークを取り除き、歯ぐきの炎症を抑えるための治療です。歯周病の進行初期から中等度の段階であれば、この基本治療だけでも歯ぐきが引き締まり、歯の支えが安定してくることがあります。
炎症が改善すると、歯ぐきの腫れが引き、歯を支える組織に余計な負担がかからなくなります。その結果、「触ると動いていた歯が、以前ほど気にならなくなった」「噛むときの不安が減った」と感じる方もいます。特に、痛みがなく、グラつきが軽度な段階であれば、歯を残せる可能性は十分にあります。
また、噛み合わせの調整や、歯にかかる力を分散させる処置を併せて行うことで、歯の負担を減らし、安定を図ることもあります。
・残せる歯と難しい歯の判断基準
一方で、すべてのグラつく歯が残せるわけではありません。歯を支える骨が大きく失われている場合や、歯の揺れが非常に強く、噛む機能を保てない場合には、将来的なリスクを考えて抜歯を検討することもあります。
この判断は、「今すぐの状態」だけでなく、「この歯を残すことで他の歯に悪影響が出ないか」「長期的に安定が見込めるか」といった視点で行われます。無理に歯を残そうとすることで、周囲の歯や全体のかみ合わせに負担がかかる場合もあるため、総合的な判断が必要です。
大切なのは、「残せる可能性がある段階で相談すること」です。歯がグラグラしていることに気づいた今こそが、歯を守るための大切なタイミングです。諦めてしまう前に、一度診察を受け、残せる選択肢があるかどうかを確認することが、将来の後悔を防ぐことにつながります。
6. 放置すると起こりやすいトラブル

・噛み合わせが崩れ、他の歯にも負担がかかる
歯がグラグラしている状態を放置すると、まず起こりやすいのが「噛み合わせの乱れ」です。揺れている歯は噛む力を十分に支えられないため、無意識のうちに別の歯で噛うようになり、力のバランスが崩れていきます。
その結果、これまで問題のなかった歯に過度な負担がかかり、歯周病が進行したり、歯が割れたりするリスクが高まります。グラついている歯が1本だけだったとしても、放置することで口の中全体に影響が広がってしまうのです。
「この歯だけの問題」と思っていても、噛み合わせは全体で成り立っているため、早めの対応が重要になります。
・歯周病の進行が一気に加速する
歯のグラつきは、歯周病がある程度進行しているサインであることが多く、放置すると炎症がさらに深い部分へと広がっていきます。歯周病による骨の吸収は、症状が進むほどスピードが早くなる傾向があり、「少し動くだけだった歯が、数年で大きく揺れるようになった」というケースも珍しくありません。
また、歯が動くことで歯と歯の間に隙間ができ、汚れが溜まりやすくなります。これがさらに歯周病菌を増やし、悪循環を生む原因になります。痛みがないからといって放置している間にも、見えないところで確実に進行している点に注意が必要です。
・最終的に抜歯を避けられなくなる可能性
歯のグラつきを長期間放置すると、歯を支える骨が大きく失われ、残念ながら抜歯を検討せざるを得ない状態になることがあります。ここまで進行すると、歯を残すための選択肢は大きく限られ、治療の負担も増えてしまいます。
さらに、抜歯後にはインプラントやブリッジ、入れ歯などの治療が必要になり、時間や費用の面でも負担が大きくなることがあります。早い段階で診察を受けていれば、よりシンプルな治療で済んだ可能性があると感じられる方も少なくありません。
歯がグラグラしているという状態は、「今すぐ命に関わる問題」ではないかもしれません。しかし、確実に将来の選択肢を狭めていくサインでもあります。小さな違和感のうちに対処することで、歯を守れる可能性は大きく広がります。放置せず、早めに相談することが何より大切です。
7. 診察では何をチェックするのか

・歯周ポケット検査で進行度を把握する
歯がグラグラすると感じて来院された場合、まず行われるのが歯周ポケットの検査です。歯と歯ぐきの境目にある溝の深さを測ることで、歯周病がどの程度進行しているかを確認します。健康な状態であれば溝は浅く、炎症が進むほど深くなっていきます。
この検査によって、「歯ぐきの表面だけの問題なのか」「歯の根の奥まで炎症が及んでいるのか」が分かります。見た目では分かりにくい歯周病の進行度を、数値として把握できる重要な検査です。
・レントゲンで骨の状態を確認する
次に重要なのが、レントゲン検査です。歯周病によるグラつきは、歯を支える骨の減少と深く関係しているため、骨の状態を確認することが欠かせません。レントゲンでは、どの歯の周囲の骨がどの程度減っているのか、全体のバランスはどうかを確認します。
患者様の中には、「レントゲンを撮るほどのことなのか」と感じる方もいますが、骨の状態を把握せずに治療方針を決めることはできません。骨の減り方によって、歯を残せる可能性や、必要な治療内容が大きく変わってくるためです。
・グラつきの程度と噛み合わせを総合的に評価する
歯がどのくらい動くのか、どの方向に揺れるのかといった点も、診察では重要なチェックポイントです。指や専用の器具で歯の動揺度を確認し、噛んだときにどの歯に強い力がかかっているかも評価します。
歯周病だけでなく、噛み合わせや歯ぎしり、食いしばりがグラつきを悪化させているケースも少なくありません。そのため、単に歯周病の検査だけでなく、口全体のバランスを見ながら原因を探っていきます。
これらの検査を通して、「なぜ歯がグラグラしているのか」「今後どのような治療が考えられるのか」を整理し、患者様に分かりやすく説明します。診察は、すぐに治療を決めるためのものではなく、現状を正しく知るための大切なステップです。不安を抱えたまま悩み続けるよりも、一度状態を確認することが、安心への第一歩になります。
8. 歯がグラグラしている人に必要な治療とは

・まずは歯周基本治療で炎症を抑える
歯がグラグラしている場合でも、最初から特別な治療や手術が必要になるとは限りません。多くのケースで、まず行われるのが歯周基本治療です。これは、歯石やプラークを除去し、歯ぐきの炎症を抑えることを目的とした、歯周病治療の土台となるステップです。
歯周病によるグラつきは、炎症によって歯ぐきや周囲の組織が弱っていることが原因のひとつです。そのため、汚れを取り除き、歯ぐきの状態が落ち着くだけで、歯の揺れが軽減することもあります。特に、グラつきが軽度〜中等度の段階であれば、この基本治療だけで状況が改善するケースも少なくありません。
また、この段階で正しい歯磨き方法や清掃用具の使い方を見直すことが、治療効果を高める重要なポイントになります。
・歯周外科治療や固定が必要になる場合
歯周基本治療を行っても、歯ぐらの改善が不十分な場合や、歯を支える骨の減少が大きい場合には、歯周外科治療を検討することがあります。歯ぐきを一時的に開き、歯の根の奥に残った汚れや感染組織を直接取り除くことで、炎症の原因をしっかりと除去します。
また、歯の揺れが強い場合には、周囲の歯と一時的に固定する処置を行うこともあります。これは、歯にかかる力を分散させ、安定した状態を保つためのものです。固定によって噛みやすさが改善し、日常生活の不安が軽減される方も多くいらっしゃいます。
これらの治療は、歯を残すための選択肢として検討されるものであり、状態に応じて慎重に判断されます。
・治療は段階的に進めていくもの
歯がグラグラしているからといって、すべての治療を一度に行うわけではありません。多くの場合、歯の状態を見ながら段階的に治療を進めていきます。まずは負担の少ない治療から始め、経過を確認しながら次のステップを検討していくのが一般的です。
このように段階を踏むことで、「どこまで改善するか」「どの治療が本当に必要か」を見極めることができます。患者様にとっても、いきなり大きな決断を迫られるのではなく、納得しながら治療を進められる点が大きなメリットです。
歯がグラグラしている状態は不安を感じやすいものですが、治療には複数の選択肢があります。自分の歯の状態に合った方法を選ぶためにも、まずは現状を正しく把握し、一つずつ進めていくことが大切です。
9. 「もう遅いかも」と感じている方へ

・実際に多い来院のきっかけ
歯がグラグラしていることに気づきながらも、「ここまで来たらもう遅いのでは」「怒られそうで行きづらい」と感じて、受診をためらっている方は少なくありません。実際の診療現場でも、「数年前から気になっていた」「本当はずっと不安だった」という声をよく耳にします。
しかし、歯科医院に来院される理由として最も多いのは、「不安を解消したい」「今の状態を知りたい」という気持ちです。完璧なタイミングで来院される方ばかりではなく、むしろ悩んだ末に一歩を踏み出す方のほうが多いのが現実です。
・治療できることは、まだ残っている
「歯がグラグラ=もう手遅れ」と思われがちですが、実際には状態に応じてできる治療は残っていることが多くあります。たとえ歯を残すことが難しい場合であっても、痛みや不安を軽減し、口の中全体を整えるための選択肢はあります。
また、早めに状態を把握することで、これ以上悪化させないための対策を取ることも可能です。何もせずに時間が過ぎてしまうことが、結果的にいちばん選択肢を狭めてしまいます。
・諦める前にできる選択
歯のことで悩みを抱えていると、「どうせ悪いことを言われる」「治療費が高そう」といった不安が先に立ってしまいがちです。しかし、診察はすぐに治療を決める場ではありません。今の状態を知り、選択肢を整理するための時間でもあります。
「もう遅いかも」と感じている今こそが、実は一番大切なタイミングかもしれません。現状を正しく知り、できることを一つずつ考えていくことで、不安は具体的な行動へと変わっていきます。
歯がグラグラしていることに気づいた今、その違和感を見過ごさず、まずは相談すること。それが、これからの口の健康を守るための大切な一歩になります。
10. 痛みがなくても、違和感があれば診察を

・早めの受診が歯を守るいちばんの近道
歯がグラグラしているにもかかわらず、痛みがないと「もう少し様子を見てもいいかな」と感じてしまうものです。しかし、歯周病は痛みが出にくいまま進行する病気であり、違和感が出た時点で体はすでにサインを出しています。そのサインに早く気づき、行動できるかどうかが、歯の将来を大きく左右します。
早めに診察を受けることで、進行を抑える治療で済む可能性が高まり、歯を残せる選択肢も広がります。反対に、痛みが出るまで待ってしまうと、治療が複雑になったり、抜歯を含めた判断が必要になったりすることもあります。
・「診るだけ」でも受診する意味がある
歯科医院に行くというと、「すぐに治療を始めなければならない」「高額な話をされるのでは」と不安に思う方もいらっしゃいます。しかし、診察は必ずしも治療を決める場ではありません。今の状態を正確に知り、どんな選択肢があるのかを整理するための大切な機会です。
検査を受けた結果、「まだ経過観察でよい」と判断されることもありますし、「今なら簡単な治療で済む」と分かることもあります。いずれにしても、現状を把握することで、不安を漠然と抱え続ける状態から抜け出すことができます。
・一歩踏み出すことが将来の安心につながる
歯がグラグラしていることに気づいたとき、多くの方が不安や迷いを抱えます。その気持ちは自然なものですが、何もしないまま時間が過ぎてしまうことが、いちばんのリスクになることもあります。
「痛みがない」「忙しい」「まだ大丈夫そう」と思っている今こそ、実は受診に適したタイミングかもしれません。相談することで、できること・できないことが整理され、次の一歩が見えやすくなります。
歯がグラグラする、噛むと違和感がある、以前と感覚が違う。そんな小さな変化でも構いません。違和感を感じた今この瞬間が、歯を守るためのスタートラインです。まずは一度、状態を確認してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
東京都品川区YDC精密歯周病インプラント治療専門ガイド
監修:医療法人スマイルパートナーズ 理事長/齋藤和重
『山手歯科クリニック大井町』
住所:東京都品川区東大井5丁目25−1 カーサ大井町 1F
『山手歯科クリニック戸越公園』
住所:東京都品川区戸越5丁目10−18
*監修者
*経歴
1990年 鶴見大学歯学部卒業。1991年 インプラント専門医に勤務。1999年 山手歯科クリニック開業。
2001年 INTERNATIONAL DENTAL ACADEMY ADVANCED PROSTHODONTICS卒業。
2010年 医療法人社団スマイルパートナーズ設立。
*所属
・ICOI国際インプラント学会 指導医
・ICOI国際インプラント学会 ローカルエリアディレクター
・ITI国際インプラント・歯科再生学会 公認 インプラントスペシャリスト
・日本口腔インプラント学会 会員
・日本顎顔面インプラント学会 会員
・国際審美学会 会員
・日本歯科審美学会 会員
・日本アンチエイジング歯科学会 会員
・INTERNATIONAL DENTAL ACADEMY ADVANCED PROSTHODONTICS(2001年)
・CID Club (Center of Implant Dentistry)所属
・国際歯周内科研究会 所属
・5-D JAPAN 所属
・デンタルコンセプト21 所属
・インディアナ大学歯学部 客員 講師
・南カルフォルニア大学(USC)客員研究員
・南カルフォルニア大学(USC)アンバサダー
・USC (南カルフォルニア大学)歯学部JP卒
・USC University of Southern California)センチュリー・クラブ
・プレミアム・メンバー
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