歯科コラム

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東京、品川区の歯科医院「山手歯科クリニック」歯科コラム

インプラントの術式「1回法」と「2回法」を徹底解説!メリット・デメリットとは

何らかの事情で歯を失った場合でも、見た目や噛み合わせを回復できるのがインプラント治療です。

このインプラントを埋入する手術には、1回法と2回法という術式があるのをご存知でしょうか。

この記事では、インプラントの術式とそれぞれのメリット・デメリットについて解説します。

1回法と2回法ではどのような流れでインプラント治療が進んでいくのかを詳しく説明しているのでご覧ください。

インプラント治療を成功させるためには、それぞれの骨や口腔内の状態に合った治療法を選択する必要があります。

この記事をご覧いただき、参考にしていただけたらと思います。

 

インプラント治療とは

インプラントとは

そもそもインプラント治療とはどのような治療法かと言うと、虫歯や歯周病など何らかの原因で歯を失った場合に、金属製の人工歯根を埋め込み、人工歯を装着する方法です。

インプラントは歯があったときと同じような見た目・噛み心地に回復するのを治療の目的としています。

歯を失ったとしてもインプラント治療を行えば、見た目も良くなりしっかり噛めるようになるでしょう。

歯を失った場合の治療法としては、インプラント治療の他に「入れ歯」や「ブリッジ」などがあります。

インプラント治療は周囲の歯を削らずに治療ができ、審美性や機能性に優れているため、他より人気が高い治療法です。

 

インプラントの構造

顎の骨にしっかりと固定されるインプラントですが、どのような構造になっているのでしょうか。

インプラントは、以下3つのパーツで構成されています。

・インプラント体(人工歯根)
・被せ物(人工歯/上部構造)
・アバットメント

インプラント治療では、まず歯がなくなった部分の歯茎にインプラント体と呼ばれる人工歯根を埋め込み、アバットメントという歯の土台となるものを装着します。

その上に被せ物(人工歯/上部構造)を被せると治療が終了です。

 

インプラントの術式は2つある

インプラントの術式には以下の2種類があります。

・1回法
・2回法

どちらの術式で行うかは、患者さんの顎骨や口腔内の状態などによって変わってきます。

そこで一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法を選択する必要があるのです。

それぞれの方法を詳しく解説しますので、ご確認ください。

 

1回法とは

1回法

インプラントの「1回法」は、外科手術を1回のみ行う治療法です。

インプラント体を埋入する際にアバットメントを歯茎の上に出した状態にしてインプラントと顎の骨と結合するのを待ちます。

その後に結合を確認して上部構造を被せる方法です。

 

1回法の治療の流れ

インプラント1回法の治療は以下の流れで進んでいきます。

①インプラント体の埋入
②インプラント体と骨の結合
③上部構造の装着

1回法の治療の流れを具体的に説明します。

 

①インプラント体の埋入

歯を失った部分に局所麻酔を打ってから歯茎を切開します。

その後、専用のドリルを用いて顎の骨に穴を開け、インプラント体を埋め込んでアバットメントを取り付けますが、このときアバットメントを歯茎の外に出しておきます。

これで外科手術が終了です。

インプラント体の埋入から骨が定着するまでの間、仮のアバットメントで対応する場合もあります。

 

②インプラント体と骨の結合

インプラント体と顎の骨がしっかり定着するまでの結合期間に入ります。

結合期間は患者さんの骨の状態や部位によって異なりますが、およそ3~6ヶ月程度です。

 

③上部構造の装着

インプラント体がしっかり定着したら、上部構造の型取りが必要です。

そして、上部構造が出来上がったら、アバットメントに上部構造を取り付けていきます。

仮のアバットメントを装着している場合は最終的なアバットメントに取り替えます。

上部構造を装着後、噛み合わせを念入りに調節して、問題がなければ治療が終了です。

 

1回法のメリット

インプラント1回法には以下のようなメリットがあります。

・外科手術が1回で済ませられるため体の負担が少ない
・治療回数が少ない・インプラント治療をしてから被せ物が入るまでの治療期間が短い
・治療のコストを抑えられる
・その日のうちに仮歯を入れられ、食事ができる

外科手術を1回で済ませられるため、患者さんの負担が少ないのが大きなメリットです。

 

1回法のデメリット

インプラントの1回法には以下のようなデメリットもあります。

・骨の厚みや量が必要であるため、適応にならない場合がある・歯茎の上にアバットメントが出ている状態のため、骨移植をした場合など感染リスクが高くなる

1回法ではアバットメントを露出した状態で結合期間に入るため、その期間は口腔内を清潔に保つ必要があります。

歯科医院によっては1回法を行っていない場合もあるので注意しましょう。

 

インプラントの種類(1回法の場合)

1回法で使われるインプラントには以下の2種類があります。

・1ピース型・・・インプラント体とアバットメントが一体型のもの
・2ピース型・・・インプラント体とアバットメントが分かれているもの

2回法では2ピース型を使いますが、1回法では2ピース型だけでなくインプラント体とアバットメントが繋がっている1ピース型を使う場合があるのです。

それぞれのメリット・デメリットをおさえておきましょう。

 

 

メリット

デメリット

1ピース型

・2ピース型よりパーツが少ないため費用を抑えられる

・工程が簡単で治療期間が短くなる

・骨の量が少ない場合、アバットメントで調整できない

・アバットメントに不具合があった場合でもインプラントごと治療する必要がある

2ピース型

・アバットメントを自由に選べるので、様々なケースで使用できる

・アバットメントに合わせて被せ物の形を変えられる。

1ピース型よりパーツが多いため、費用が少し高くなる

・被せ物が入るまでの工程が1ピース型より多いため治療期間が長くなる

・アバットメントをつけた後にネジが緩んでしまう場合がある

 

2回法とは

インプラント2回法

 

インプラントの2回法は、外科手術を2回に分けて行う治療法です。

1回目の手術でインプラント体を完全に埋め込んで縫合し、インプラント体と顎の骨が結合した後、再び歯茎を切開してアバットメントを装着し、上部構造を取り付けるという方法になります。

 

2回法の流れ

インプラント2回法の治療は以下の流れで進んでいきます。

①インプラント体の埋入と歯茎の縫合
②インプラント体と骨の結合
③歯茎の切開とアバットメントの装着
④上部構造の装着

では、2回法の治療の流れを具体的に説明します。

 

①インプラント体の埋入と歯茎の縫合

歯を失った部分に局所麻酔を打ってから歯茎を切開します。

その後、専用のドリルを用いて顎の骨に穴を開け、インプラント体を埋め込みますが、アバットメントは取り付けず歯茎を縫合して定着するのを待ちます。

 

②インプラント体と骨の結合

インプラント体と顎の骨がしっかり定着するまでの結合期間に入ります。

結合期間は患者さんの骨の状態や部位によって異なりますが、およそ3~6ヶ月程度です。

 

③歯茎の切開とアバットメントの装着

インプラント体と顎の骨がしっかり定着したのを確認したら、二次手術です。

まず、局所麻酔を打ってから歯茎を切開し、インプラント体にアバットメントを連結させます。

その後、歯茎の回復を待つ期間を設けます。

 

④上部構造の装着

歯茎が回復したら、上部構造の型取りを行います。

上部構造が出来上がったら、アバットメントに上部構造を取り付けていきます。

上部構造を装着後、噛み合わせを念入りに調節して、問題がなければ治療が終了です。

 

2回法のメリット

インプラント2回法の主なメリットは以下の通りです。

・1回法よりも感染リスクが低い・安全性が高い
・様々な症例に対応できる

2回法は1度目の手術の後歯茎を完全に閉じるため、1回法よりも感染リスクが低くなります。

人によっては顎の骨の量が足りなかったり全身疾患があったりして1回法に適応できません。

しかし2回法では様々な症例に適応するという点もメリットです。

 

2回法のデメリット

インプラント2回法には以下のようなデメリットがあります。

・歯茎を2回切開するので、負担がかかる・歯茎を切開して治癒を待つ期間があるため治療期間が長くなる。

2回法は外科手術が2回必要で、そのぶん負担がかかります。

手術を2回に分けるため、治療期間が長くなってしまうのは避けられません。

 

様々なインプラントの手術

インプラント術式

インプラント治療においては、患者さんの口腔内の状態や治療計画によって様々な手術が必要になるケースがあります。

手術の方法やメリット・デメリットを紹介するので参考にしてください。

 

骨造成

骨造成とは、骨を増やすために行う手術です。

インプラント体を顎の骨に埋め込む際に骨の量や厚みが足りなかった場合でも、骨造成をすれば、骨の量や厚みを増やして安全に手術が行えるようになります。

骨造成によって、インプラント治療が難しいと思われる場合でも治療に耐えられる土台づくりができるでしょう。

一方で、治療期間が長くなったり、生活習慣や全身疾患がある場合は骨造成ができなかったりする場合もあるので注意が必要です。

骨造成手術の術式にはソケットリフトやサイナスリフトがあります。

 

ソケットリフト

ソケットリフトは、主に上顎の奥歯の骨が局所的に薄い場合に、骨補填材を入れて骨再生を行う治療法です。

上顎洞部分の骨が少し足りない場合に行われる施術となります。

治療を行うためにはインプラントが固定できる5mm以上の骨の厚みが必要です。

 

サイナスリフト

サイナスリフトは、ソケットリフト同様に小鼻の脇にある上顎洞の底部に骨補填材を埋入して骨再生を行う治療法です。

この方法は、骨の厚みが5mm未満、または広範囲にわたって多数の骨が欠損しているような場合に対象となります。

サイナスリフトはソケットリフトと比較して、より広範囲にわたっての骨造成が可能です。

 

抜歯即時埋入法

抜歯即時埋入法というのは、抜歯と同じタイミングでインプラント手術を行う方法です。

一般的なインプラント治療では、歯を抜いた部分の傷が回復してからインプラント体を埋入します。

それに対し、抜歯即時埋入法では歯を抜いた直後にインプラント体を埋め込むため、治療期間が短く手術回数を減らせるのです。

一方、感染症のリスクが高まるほか、対応している歯科医院が少ないというデメリットもあります。

 

オールオン4

オールオン4は、最小で4本のインプラントによって全ての歯を支える治療法です。

一般的なインプラント治療では、1本のインプラント体を顎の骨に埋め込み、アバットメントを装着して上部構造を固定します。

一方、オールオン4では最小4本のインプラント体を埋め込み、そこに一つの入れ歯のようになっている歯茎がついた上部構造を装着するのです。

オールオン4の上部構造には4本の人工歯がついており、少ないインプラント体で失った全ての歯を補うことができます。

しかし十分な骨の量が必要であるため、適応する症例が限られる治療法です。

 

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントと入れ歯の両方を組み合わせたもので、取り外しができる入れ歯をインプラントで固定する治療法です。

外科手術によって顎の骨に埋め入れた24本のインプラントを埋入し、歯を磁石の吸引力などにより入れ歯を安定させます。

ワンタッチで取り外しができるため、高齢の方でも外しやすいものの、歯を入れるまで3〜6ヶ月程度の期間が必要です。

 

最適な治療法を選択することが大事

 

患者に合った治療法の選択が大事

 

本記事ではインプラントの術式について解説しました。

インプラント治療は1回法・2回法という術式があり、どちらが優れているというわけではなく、患者さんのお口や骨の状態によって治療方法が変わってきます。

どちらの治療にもメリットとデメリットがあるため注意が必要です。

適切な歯科医院選びを行うと、治療の疑問点を解消できます。

インプラント治療は、万が一歯を失った場合でも、元の歯のように機能させられる大切な治療法です。

自分に合った方法を選択して、安心して治療を進めましょう。

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重

チタンインプラントのメリット・デメリットとは?費用相場を比較!

インプラント治療に使われている素材は、人体に親和性が高いチタンです。

この記事ではチタンインプラントで治療をするメリットやデメリットを紹介します。

チタンインプラントの治療相場や主要メーカーについて解説するので、治療する際の参考としてください。

チタンインプラントで歯を治療しましょう!

 

<この記事で分かること>
・チタンインプラントはどんな施術?
・チタンインプラントのメリット・デメリットとは?
・チタンインプラントの費用相場はいくらぐらい?

 

チタンインプラントのメリット

インプラント チタン

インプラント治療は人工歯を顎骨に埋め込んで固定して自分のもののように使えるようにする施術です。

チタンは人体に馴染みやすい素材で、身体に負担をかけずに自然なかたちで人工の歯を埋め込める方法として注目を集めています。

 

チタンインプラントを行うメリットとして、以下4点が挙げられます。

<チタンインプラントのメリット>
・骨と結合して拒絶反応が少ない
・長持ちする
・軽い素材で加工しやすい

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

 

骨と結合して拒絶反応が少ない

チタンは骨と直接結合する性質があり、人体と親和性が高い素材です。

人体に使用しても拒絶反応が少ない素材とされています。

通常の金属は骨との結合が強くありません。

体内に異物が入ると体が拒絶反応を示してしまいます。

チタンは身体が異物として反応することが少ないため、アレルギーを起こす心配も少ないのがメリットです。

 

長持ちする

チタンは錆びづらく、長持ちする金属なのもメリットです。

チタンは酸素との結合力が高く、「酸化被膜」が張られていて酸化しづらい素材とされています。

酸化被膜とはチタンが空気に触れて酸化することによって形成される膜のことです。

長持ちするだけでなく、体液に触れても溶け出さないため、安全性も高くなっています。

 

軽い素材で加工しやすい

チタンは金属の中でも軽く、加工しやすい素材であるのもメリットです。

インプラントに使われるチタンは人の歯に合わせてフィットしやすいようになっています。

チタンはインプラント治療のみならず、医療のさまざまな場面によって活躍しています。

 

チタンインプラントのデメリット

インプラント チタン

チタンインプラントでは、料金面や材質面に注意しなければなりません。

チタンインプラントを行う際に注意したいデメリットとして、以下3点が挙げられます。

 

<チタンインプラントのデメリット>
・料金が高い
・金属アレルギーを起こす場合がある
・治療期間が長い

デメリットもそれぞれチェックしてみましょう。

 

料金が高い

チタンインプラントは料金が高いというデメリットがあります。

インプラントは健康保険の適用対象外です。

自由診療として治療費を全額自己負担しなければならない可能性が高いでしょう。

インプラント治療は最先端の医療であるため、設備費用や研究費用に費用がかかります。

また、インプラントに使われている素材が高額であるのもチタンインプラントの治療費が高額となる理由です。

ただし治療費が10万円以上になる場合、医療費控除の制度を使えるため確定申告等で節税対策ができます。

 

金属アレルギーを起こす場合がある

チタンは人体と親和性が高くアレルギー反応が少ない素材であるものの、金属アレルギーを起こす可能性があるのもデメリットです。

人によっては合わない可能性もあるでしょう。

金属アレルギーが起こるか不安な方は、治療の前にパッチテストを済ませておくと治療後の金属アレルギーリスクを軽減できます。

 

治療期間が長い

インプラントは治療期間が長いのもデメリットです。

インプラントの治療にはインプラントを埋め込むための手術が必要になります。

手術は1回だけ手術を行う方法と2回手術を行う方法のどちらかです。

2回手術を行う場合、治療が終わるまで半年かかる場合もあります。

 

チタンインプラントの費用相場

インプラント チタン

インプラント治療は一般的に30万円から40万円が費用相場とされています。

チタンインプラントは「メーカー」「インプラントの本数」「追加治療の種類」によって大きく異なります。

 

メーカー

インプラント治療はインプラントを製造するメーカーによって料金が異なります。

日本製または海外で実績のあるメーカーは料金が高くなりますが、安心して利用できるでしょう。

安いメーカーのインプラントを利用すると不具合が出るかもしれません。

インプラント選びは担当医師と相談のうえ慎重に行いましょう。

 

「純チタン」と「チタン合金」

インプラントの費用は使う素材でも変わります。

チタンなら使うのは「純チタン」か「チタン合金」です。

純チタンはチタンの純度が高く、他の金属が含まれていません。

一方、チタン合金はチタン以外の金属も含まれている素材です。

一般的にチタン合金は比較的料金が安めですが、チタン以外の金属も含まれているため安全性や耐久性に劣る場合があります。

 

インプラントの本数

インプラントを埋め込む本数によっても料金は変わります。

歯の本数によって多くのインプラント素材が必要です。

一部の歯を治療を治療する場合は歯の本数に応じて料金が変動し、1本あたり30万円から40万円ほどが目安となります。

全部の歯を治療する場合は200万円前後が目安です。

 

インプラントの形状

費用はインプラントの形状でも変わります。

インプラントの形状には様々な種類があります。

最も一般的なのは「スクリュータイプ」と呼ばれる形状です。

ネジのような形状をしており、らせん状の切れ込みが入っていて、ドリルで回転しながらインプラントを埋め込みます。

スクリュータイプは、固定しやすく安定性が高いという観点から選ばれることの多い形状です。

「シリンダータイプ」は円筒(シリンダー)の人工歯で、スクリュータイプとは違ってらせん状の切込みが入っていません。

「バスケットタイプ」は中心部に空洞が空いているタイプの形状です。

 

インプラントのタイプ

インプラントはタイプでも費用が変わります。

タイプは「ワンピースタイプ」と「ツーピースタイプ」の2種類です。

ワンピースタイプは人工歯根であるインプラントと連結装置(アパッチメント)が一体になっています。

施術が1回で済むため、料金が安くなるのがワンピースタイプのメリットです。

ツーピースタイプはインプラントと連結装置(アパッチメント)が分離しているタイプです。

施術を2回しなければなりませんが、歯並びに応じて最善のインプラントを選択できるため柔軟な施術対応ができます。

 

チタンインプラントのメーカー

インプラント チタン

チタンインプラントを行う際には、メーカー選びが重要です。

ここでは、国内外でインプラントを製造しているメーカーを紹介します。

・京セラ:FINESIA
・ストローマン社
・Zimmer Dental社
・デンツプライシロナ株式会社
・ノーベルバイオケア社

5つのメーカーについて概要を紹介します。

 

京セラ:FINESIA(ファインシア)

京セラは日本国内でインプラントの製造を行っているメーカーです。

1978年に日本初の国産インプラントを発表して以来、日本国内で多くの歯科医で採用されている実績があります。

京セラのFINESIA(ファインシア)シリーズは「ボーンレベルタイプ」「ティッシュレベルタイプ」「1ピースタイプ」と治療部位に合わせた治療が可能です。

・ボーンレベルタイプ:審美的要求の高い症例に適している
・ティッシュレベルタイプ:ペリオリスクの高い症例に適している
・1ピースタイプ:狭窄した部位やシンプルな補綴症例に適している

社名 京セラ株式会社(KYOCERA Corporation)
本社 〒612-8501 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地
設立 1959年4月1日
資本金 115,703百万円
連結売上高 1,838,938百万円 (2022年3月期)
税引前利益 198,947百万円 (2022年3月期)
グループ会社数 299社 (京セラ(株)を含む)
グループ従業員数 83,001名 (持分法適用子会社、持分法適用関連会社は除く)

 

ストローマン社

ストローマン社は、スイスに本社を置く世界的にもトップクラスのシェアを誇るインプラントメーカーです。

ストローマン(ITI)は1974年に使用が開始されました。

ITI(International Team for Implantology)とは国際的なインプラント歯学に関する研究チームであり、ITIインプラントは他のインプラントメーカーにも大きな影響を与えています。

所在地 〒108-0014
東京都港区芝5-36-7 三田ベルジュビル6階
事業開始 2007年8月
資本金 4億9000万円
主要納品先 全国主要歯科医院、歯科技工所、歯科大学、総合病院歯科、口腔外科部門
事業内容 歯科用医療機器、用具の輸入販売、歯科医療に関する情報提供サービス、

歯科医療に関する技術トレーニングの開催、歯科用医療機器の修理業務 等

 

Zimmer Dental

アメリカのZimmer Dental社はスイスプラスというインプラントを製造しています。

スイスで開発されたITIインプラントのような形状です。

スイスを超えられるようにとスイスプラスの名前が付けられています。

会社名 ジンヴィ・ジャパン合同会社 (旧社名:ジンマー・バイオメット・デンタル合同会社)
英文社名 ZimVie Japan G.K.
代表者 職務執行者 黒澤 真幸
従業員数 173名(2022年3月現在)
事業内容 歯科インプラントおよび歯科用医療機器の輸入・製造・販売
脊椎外科用医療機器・器械の輸入・製造・販売
本社 〒162-0845
東京都新宿区市谷本村町1-1 住友市ヶ谷ビル
TEL: 03-4333-9900(代表) FAX: 03-5228-5087

 

デンツプライシロナ株式会社

デンツプライシロナ株式会社は、アストラテックインプラントシステム EVを提供しているメーカーです。

生体親和性が高く、長期間安定して使用できる純チタンを製造しています。

商号 デンツプライシロナ株式会社 Dentsply Sirona K.K.
東京本社所在地 〒104-0061
東京都中央区銀座八丁目21番1号 住友不動産汐留浜離宮ビル
設立 2017年1月
事業内容 歯科医療機器、歯科材料の輸入・製造・販売
およびサポートサービスの提供
従業員 600名(グループ全体15,000名)
取得薬事営業許可 ・第一種医薬品製造販売業
・第一種医療機器製造販売業

 

ノーベルバイオケア社

ノーベルバイオケア社はスウェーデンに本社のあるメーカーで、1965年に骨と結合するインプラントシステムを初めて製品展開したメーカーです。

ノーベルバイオケア社は歯科用インプラント診療技術の向上やインプラントビジネス拡大のためにインプラント技術の普及を進めています。

社名 ノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社
Nobel Biocare Japan K.K.
本社 所在地:〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-35
御殿山トラストタワー13F
電話 03-6408-4182(代表)
物流倉庫 所在地:〒272-0004 千葉県市川市原木2526-25
近鉄エクスプレス 第4原木ターミナル内
ノーベル・バイオケア・ジャパン物流センター
グループ本社 Nobel Biocare Services AG(スイス)
URL https://www.nobelbiocare.com/
設立 1985年10月
代表取締役社長 坂野弘太郎
事業内容 修復歯科、審美歯科領域における歯科医療機器の開発、製造、及び販売
取扱商品 歯科用インプラントおよびインプラント治療製品

 

チタンインプラント治療で歯を治療しよう!

インプラント チタン

チタンを用いたインプラント治療は身体への負担が少ない方法です。

自然な仕上がりで審美性の高い歯の治療ができます。

チタンは人体との親和性が高い素材です。

特に純チタンで出来たインプラントは安全性や耐久性に優れ、自分の歯のように使えます。

インプラント治療はインプラントのメーカーによって使用感や料金が異なりますので確認が必要です。

日本国内で豊富な実績があるメーカーは、技術が優れています。

自分に合ったインプラント治療をするために、担当歯科医と相談してインプラント治療を行いましょう。

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重

前歯のインプラントは失敗しやすい? 失敗例から見る注意点と対処法を解説

前歯のインプラントは失敗する可能性があることを知っていますか?

前歯のインプラントは他の部位よりも難しいので、症例の多い歯科医院を選ぶことが重要です。

知っておきたい失敗例や注意点・失敗を防ぐ方法・失敗した時の対処法などを紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。

 

前歯のインプラントは難しい治療

前歯 インプラント 失敗

前歯のインプラントは、奥歯のインプラントと比べて難しい治療です。

その理由として、以下が挙げられます。

  • 治療の難易度が高い
  • 担当医師の技術力不足である

総じて、医師の技量によるものが大きいと言えます。

前歯のインプラント治療を受ける際は、実績のある歯科医院を選びましょう。

 

前歯のインプラントを受ける前に知っておきたい注意点

前歯 インプラント 失敗

前歯のインプラントを受ける前に、まず知っておきたい注意点があります。

何も知らないまま受けるのとでは、手術に臨む心構えが大きく違ってくるでしょう。

中でも気をつけたい注意点は以下3つです。

  • 理想と異なる仕上がりになる可能性がある
  • 歯茎が下がってしまう可能性がある
  • 仮歯が入る期間が約1~3ヶ月ある

それぞれについて解説します。

 

理想と異なる仕上がりになる可能性がある

前歯のインプラントは、理想と異なる可能性があります。

なぜならインプラントがオーダーメイドで1本1本作られているためです。

医師と患者の間で意思共有ができていないと、理想とは異なる仕上がりになってしまいます。

また、インプラントには被せ物が必要です。

写真と実際に装着するのとでは、見た目の印象が異なります。

事前のカウンセリングで、理想と現実の摺り合わせは必ず行っておきましょう。

 

歯茎が下がってしまう可能性がある

前歯のインプラントは、歯茎が下がってしまう可能性があります。

前歯の顎骨が奥歯と比べて薄いためです。

特に歯周病になっていると、歯茎が下がる問題が発生しやすくなります。

歯茎が下がると、埋め込んだインプラントが透けます。

結果、歯茎部分が黒く見えてしまうこともあるのです。

治療前に綿密な検査を受け、自身の骨の状態を把握しておきましょう。

治療を受ける歯科医院が、骨や歯茎を増やす治療法に対応しているかも確認しておくと良いでしょう。

 

仮歯が入る期間が約1~3ヶ月ある

インプラント治療では、仮歯が入る期間が約1~3ヶ月あります。

土台であるインプラントを埋め込んだ後、状態が安定するまで待つ必要があるためです。

ただし、この期間は個人差が大きく、一概には言えません。

人によってバラバラです。

事前に自身の状態を主治医に確認しておくと良いでしょう。

 

前歯のインプラントの失敗例

前歯 インプラント 失敗

前歯のインプラントは、他の部位と比べて難しい治療です。

当然ながら失敗する可能性もあります。

なるべくなら、どんな失敗があるか治療前に知っておきたいですよね。

代表的な失敗例には、以下の5つがあります。

  • インプラントを埋め込む位置がズレた
  • 骨造成を失敗した
  • インプラントが骨と結合しなかった
  • インプラント周囲炎を発症した
  • インプラントが破損した

失敗例もそれぞれ見ていきましょう。

 

インプラントを埋め込む位置がズレた

前歯のインプラントをする際、埋め込む位置がズレることにより失敗するケースがあります。

主に担当医の技量不足によって起こる失敗です。

ズレには様々なものがあり、以下の3つに分類されます。

  • 位置
  • 深さ
  • 角度

計画通りに埋め込めないと、インプラントや上部構造へかかる力のバランスが狂い、結果として噛み合わせがおかしくなるケースも確認されています。

インプラントを埋め込む位置は、非常に重要なのです。

ズレると失敗になる可能性が非常に高くなります。

 

骨造成を失敗した

骨造成の失敗によって、インプラントが失敗するケースもあります。

日本人の骨格的に、前歯への骨造成が難しいことが原因です。

ただし、骨造成は誰にでも行われる治療ではありません。

インプラントを埋め込むための骨の高さや幅が足りない場合にのみ行われます。

骨造成の難易度の高さから失敗し、結果的にインプラントの失敗へと繋がるのです。

 

インプラントが骨と結合しなかった

インプラントが骨と結合しなかったために、失敗となるケースもあります。

予定していた位置や深さでインプラントを埋め込まないと、うまく骨と結合できないのです。

同様に骨にドリルで穴を開ける際に起こるオーバーヒートも起こり得ます。

顎骨に余計なダメージを与えてしまい、インプラントと骨が結合しないケースもあるのです。

両者がうまく結合できないことで、失敗となります。

 

インプラント周囲炎を発症した

インプラント周囲炎を発症するケースもあります。

インプラントは歯根膜を持っていないため、細菌に弱く感染しやすいのです。

インプラント周囲の歯茎が歯周病になると、一気に進行することもあります。

毎日のセルフケアをサボると直面する失敗です。

  • 毎日の丁寧なブラッシング
  • 定期的に歯科医院へ通院

これらを守ることで予防できます。

インプラント周囲炎の発症は治療失敗に繋がるため、気をつけましょう。

 

インプラントが破損した

インプラントが破損してしまうケースもあります。

この場合、インプラントの素材か生活習慣が原因です。

  • インプラント体が丈夫でない
  • 噛む力にインプラントが耐えられない
  • アパットメントが緩んでいる
  • 硬い物を噛む癖がある
  • 硬い食べ物が好き
  • 歯ぎしりの癖がある
  • つい歯を食いしばってしまう

歯には想像以上の力がかかっています。

普段から歯に力のかかる生活をしていると、破損する可能性が高くなります。

インプラントが破損しないように、治療前に生活習慣を振り返ってみましょう。

 

前歯のインプラントで失敗を防ぐ方法

前歯 インプラント 失敗

前歯のインプラントには、どうしても失敗のリスクが付きまといます。

治療を受ける際は、なるべくリスクを軽減して臨みましょう。

インプラントを考えている方は、以下のポイントを意識してみてください。

  • 格安のインプラントを避ける
  • 歯科医院のHPに症例が掲載されているかをチェックする
  • メリット・デメリットをちゃんと説明してくれるか
  • 設備が充実しているか
  • セルフケアをしっかりできるか

失敗を防ぐ方法もそれぞれ解説します。

 

格安のインプラントを避ける

格安のインプラントはなるべく避けてください。

人件費や医療機器を削減している可能性があるからです。

インプラントは自由診療のため、高額になってしまいます。

ですが高い金額には理由があるのです。

  • インプラントの費用
  • 医師の知識・技術
  • スタッフの質・人数
  • 設備費
  • 感染対策
  • 保証の有無と内容
  • 被せ物

他にも歯科医院によっては、更にコストとして加算されているものもあります。

共通しているのは、どれも治療にとって必要なものという点です。

金額を抑えようとすると、どれかをコストカットしなければいけません。

結果、患者側に負担を強いる形になります。

格安だからといって飛びつかないようにしましょう。

 

歯科医院のHPに症例が掲載されているかをチェックする

歯科医院のHPにインプラントの症例が掲載されているかも重要です。

ちゃんと治療をしている歯科医院なら、実績と信頼の証として掲載しています。

逆に掲載されていないと、前歯のインプラントの対応数が少ない証となるでしょう。

前歯のインプラントで失敗しないためにも、重要な項目です。

症例数は歯科医院の信頼度を確認するバロメーターなので、必ず確認しましょう。

 

メリット・デメリットをちゃんと説明してくれるか

医師がメリットとデメリットをカウンセリングで説明してくれるかも重要です。

前歯のインプラントは難しい治療のため、デメリットまで納得した上で治療を受けてください。

特に糖尿病などの病気を患っているのなら、なおさらです。

インプラントには、メリットではなくデメリットもあります。

両方を知り、納得した上で治療を受けなければ後悔することになりかねません。

ちゃんとデメリットまで説明してくれると、患者に向き合ってくれる医師だと判断できます。

 

設備が充実しているか

前歯のインプラントを受ける際は、設備の充実度も確認してください。

充実しているほど、インプラントの手術に必要な情報を多く集められるからです。

代表的なものはCTでしょう。

CTがあると治療計画を立てやすくなり、術後でも骨の状態確認で使えます。

設備の充実度はインプラントにおいて重要です。

カウンセリング時にどのような設備があるのかを質問しておくと良いでしょう。

 

セルフケアをしっかりできるか

セルフケアも重要です。

インプラントは、手術だけでなく術後の生活によってインプラント周囲炎になる可能性があります。

セルフケアを手間と感じず、続けていけるかが大切です。

歯の清掃がうまくできていないと、インプラント周囲炎によって歯茎が下がってしまう可能性があります。

インプラントが露出すると再手術が必要です。

これまでセルフケアをサボっていた方は、意識してブラッシングをしなければいけません。

自分の歯を自分で守っていくように意識しましょう。

 

前歯のインプラントを失敗した時の対処法

前歯 インプラント 失敗

実際に前歯のインプラント治療を受け、失敗した場合はどうすれば良いのでしょうか。

症状が現れると迷ってしまうでしょう。

その際は、放置せずに以下の方法で対処してください。

  • 主治医に相談する
  • セカンドオピニオンで他院へ相談する

それぞれ見ていきましょう。

 

主治医に相談する

インプラントを失敗したと感じたら、まずは主治医に相談してください。

主治医は手術の内容を1番知っている人物であるためです。

歯茎を開いた本人だからこそ、再手術をする際にもスムーズに進められます。

失敗するとつい「信頼ならないから変える」と考えてしまいがちです。

しかし、主治医を変えたところで事態が改善するとは限りません。

それよりも、失敗した後にどうすれば良いのかを考えてくれる主治医の方が適任です。

前歯のインプラントを失敗した場合は、まず主治医に相談しましょう。

 

セカンドオピニオンで他院へ相談する

どうしても主治医に相談できない場合は、セカンドオピニオンとして他院へ相談する方法もあります。

この場合、歯科医院選びが非常に難しいでしょう。

ただし、実際にインプラントの施術をしたわけではないため、対応が難しいと判断される可能性もあります。

他人が失敗した後のやり直しは、非常に難しいのです。

主治医への相談も候補に入れつつ、セカンドオピニオンとして他院へ相談してみてくださいね。

 

前歯のインプラントは失敗するリスクが常にある

前歯 インプラント 失敗

前歯のインプラントは、他の部位と比べて失敗しやすい傾向にあるため注意が必要です。

施術の難易度も高く、歯科医師の技量が問われます。

治療を受ける際は、事前のカウンセリングを納得できるまで受けましょう。

失敗しないためには、歯科医院選びが重要です。

治療費や症例など、HPからでも確認できるポイントは多くあります。

歯科医院選びの参考にしてください。

もし失敗したら、まず主治医に相談しましょう。

前歯のインプラントは失敗する可能性があると理解した上で、治療を受けてくださいね。

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重

インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いとは?メリット・デメリットについても徹底解説

インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いについてご存知ですか。

この記事では「インプラントのオールオン4と総入れ歯の違い」について紹介していきます。

 

他に「インプラントのオールオン4のメリット・デメリット」や「総入れ歯のメリット・デメリット」についてもまとめました。

ぜひこの記事を参考に、インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いについて理解を深めてみてください。

 

インプラントのオールオン4と総入れ歯の違い

インプラント セラミック 違い

インプラントのオールオン4と総入れ歯には以下のような違いがあります。

    • 治療方法
    • 費用
    • 寿命

それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

治療方法

インプラントのオールオン4は、顎の骨に4つのインプラントを埋め込んで、すべての人工歯を乗せる治療方法です。

オールオン4は利便性や品質が高く、適応幅が広いというメリットが挙げられます。

総入れ歯は、歯を全て失った際に行われる一般的な治療方法です。

総入れ歯なら短期間で治療を行えますが、顎骨が痩せてしまったり、審美性が低かったりするなどの特徴が挙げられます。

インプラントのオールオン4と総入れ歯の治療方法は異なるので、自分の要望に合った方法を選びましょう。

 

費用

インプラントのオールオン4の場合、費用相場は片顎200万円~350万円が目安です。

基本的に保険適用外になるので、治療費は高額になる傾向があります。

人工歯がプラスチック製であれば費用が抑えられますが、セラミック製になると審美性や耐久性が高くなり、費用も高額です。

総入れ歯の場合は保険適用の治療となるので、金額は5,000円~2万円程度になります。

しかし耐久性が低く数年に1度は作り直しが必要で手間と費用がかかってしまうので注意が必要です。

 

寿命

インプラントのオールオン4の寿命は、一般的には15年程度です。

しかしインプラントを40年以上経っても使用し続けているケースもあります。

一方で総入れ歯の場合、寿命の目安は約3年です。

入れ歯を使い続けると顎の骨や歯茎が痩せてしまうリスクが高くなります。

そのためインプラントのオールオン4の方がおすすめと言えるでしょう。

インプラントのオールオン4は、総入れ歯と比べると使用できる期間が長いので、治療費自体は高いですが、長期的に見ると費用を安く抑えられます。

 

インプラントのオールオン4のメリット

インプラント 老後

インプラントのオールオン4のメリットについては、以下が挙げられます。

  • 顎の骨が痩せてしまうリスクを回避できる
  • 痛みが起こりづらい
  • 天然歯に近い噛み心地がある
  • 審美性が高い

それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

顎の骨が痩せてしまうリスクを回避できる

インプラントのオールオン4は、噛んだ際の力が顎骨に伝達できるので、顎の骨が痩せてしまうリスクを回避できるというメリットが挙げられます。

普段から咀嚼を行っていないと、顎の骨が痩せてしまい、歯や歯茎にも悪影響を与えてしまうのです。

顎の骨が痩せてしまうと顔全体が老けて見えます。

若々しさをキープしたい方は、インプラントのオールオン4がおすすめです。

 

痛みが起こりづらい

総入れ歯に比べて、インプラントのオールオン4は、しっかりと固定されているので、痛みが起こりづらいのもメリットです。

インプラントのオールオン4は、顎の骨に人工歯根を固定できるので、粘膜を傷つけてしまうリスクが少なくなります。

総入れ歯を長時間使用していて、歯茎が擦れてしまい、強い痛みが出ている人も多いでしょう。

そのため治療費が高いというデメリットがあっても、長期的に見るとインプラントの方が良いと考えられます。

 

天然歯に近い噛み心地がある

インプラントのオールオン4は、顎の骨にインプラントを埋め込むので、天然歯に近い噛み心地が得られるのもメリットです。

天然歯に近い噛み心地があり、今まで通りに食事ができて、自然な会話も可能になります。

噛み合わせが悪いと、最悪の場合には歯並びが悪くなってしまうリスクがあるので注意が必要です。

 

審美性が高い

インプラントのオールオン4は、天然歯と同様もしくはそれ以上に審美性が高いのも大きなメリットです。

入れ歯は、プラスチックで作成されているので、汚れが付着しやすく、歯が黄ばみやすくなります。

部分入れ歯やブリッジなども、金属部分が目立ってしまうので、審美性は高くありません。

少しでも見た目を良くしたいと思っている方は、インプラントのオールオン4の治療を受けるのをおすすめします。

 

インプラントのオールオン4のデメリット

頭を抱える女性

オールオン4を考えているのならデメリットも把握しておきましょう。

インプラントのオールオン4のデメリットについては、以下が挙げられます。

  • 治療費用が高い
  • 外科手術が必要である
  • 感染症にかかってしまうリスクがある

それぞれのデメリットについて紹介していきますので、これからインプラントのオールオン4の治療を受けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

治療費用が高い

インプラントのオールオン4は、保険適用外になるので、治療費用が高くなるのがデメリットです。

オールオン4はメーカーから購入するインプラント自体が高額になっています。

さらに高度な技術と知識が必要で、治療ができる歯科医師が多くないのも、インプラント治療の費用が高い要因の1つです。

個人差はありますが、口内状態が悪い場合と、さらに治療費が高くなってしまうリスクもあります。

事前に口内状態を確認してもらいましょう。

 

外科手術が必要である

インプラントのオールオン4は、外科手術を行う必要があるので、身体的な負担が掛かってしまうのもデメリットです。

手術では局所麻酔を行い、歯茎を切開して顎の骨を削ります。

全身性の疾患がある方や高齢の方などは、体力的はもちろん、身体的負荷が大きくかかってしまうでしょう。

インプラント治療が受けられない場合もあるので、事前の確認が必要です。

また、治療期間が長くなってしまうので、通院しなければならない手間が増えてしまうといったデメリットもあります。

 

感染症にかかってしまうリスクがある

インプラント治療は、細菌によって感染症にかかってしまうリスクがあるのもデメリットです。

この感染症は「インプラント周囲炎」と呼ばれます。

インプラント周囲炎とは、インプラント周辺の組織が歯周病に感染してしまった状態です。

自覚症状が出にくく、気づいたときには症状が悪化してしまっているケースも多く見られます。

少しでも変化がある場合には、歯科医院で検査をしてもらいましょう。

 

総入れ歯のメリット

どのような手術?

総入れ歯のメリットについては、以下が挙げられます。

    • 保険適用される
    • 身体への負担が少ない
    • 早期に装着できる

それぞれのメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

保険適用される

総入れ歯は、保険適用されるので、比較的安く治療を受けられるのがメリットです。

基本的には、ほとんどの症例に適応しているので、口内環境が悪い方でも使用できます。

少しでも費用を安く抑えたいと思っている方におすすめの治療方法と言えるでしょう。

 

身体への負担が少ない

総入れ歯は、インプラントのオールオン4と違い外科手術を行う必要がないので、身体への負担が少ないのもメリットです。

高齢の方や、全身疾患を持っている方などは、外科手術では身体的負荷が大きくなり健康状態が悪化してしまうリスクがあるので、治療が受けられない可能性があります。

しかし総入れ歯なら治療後のリスクを最小限に抑えられるでしょう。

 

早期に装着できる

総入れ歯は、早期に装着できるというメリットが挙げられます。

歯がないと生活に支障が出ます。

入れ歯なら歯科医院によっても異なりますが、1~2週間程度で完成するでしょう。

 

総入れ歯のデメリット

胸の前で×をする女性

総入れ歯のデメリットについては、主に以下が挙げられます。

  • 毎日のメンテナンスが不可欠
  • 天然歯同様には噛めない
  • 顎の骨が衰えてしまうリスクがある

それぞれのデメリットについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

毎日のメンテナンスが不可欠

総入れ歯は、毎日入れ歯を外してメンテナンスをする必要があるのがデメリットです。

毎日メンテナンスを行わないと、入れ歯に汚れや雑菌などが付着してしまい、口臭などの原因になってしまうでしょう。

メンテナンスでは、入れ歯を直接ブラッシングする方法や洗浄液に浸けるなどの方法が挙げられます。

入れ歯はメンテナンスに手間や費用が掛かってしまうので、あらかじめ注意が必要です。

 

天然歯同様には噛めない

歯を痛がる女性

総入れ歯は、天然歯と同じように噛む力が加えられないので、天然歯同様には噛めないのもデメリットです。

今までは問題なく噛み切れても、総入れ歯になると、噛む力や噛み合わせが変わります。

そこで噛み切れなかったり、食べづらくなったりするでしょう。

また、総入れ歯にすると全体的に噛む力が弱くなってしまいます。

入れ歯を装着した際に少しでも違和感があれば、再調整をしてもらいましょう。

 

顎の骨が衰えてしまうリスクがある

総入れ歯は、インプラントのオールオン4とは違って歯茎で入れ歯を固定しているので、顎の骨に力が加わらず、顎の骨が衰えてしまうリスクがあるのもデメリットです。

インプラントのオールオン4は、人工歯を固定しているので、食事などをする際には、顎の骨に直接力を加えられます。

比較的若い方が総入れ歯にしてしまうと、顎の骨が衰えやすく、見た目に悪影響を与えてしまう可能性が高くなるので、インプラントのオールオン4がおすすめと言えるでしょう。

 

インプラントと総入れ歯のケア方法

インプラントの注意点

インプラントと総入れ歯のケア方法について把握しておくと、歯のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。

それぞれのケア方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

インプラントのケア方法

インプラントは、基本的に天然歯と同じように扱うことができます。

歯ブラシを使用してブラッシングをするのはもちろん、歯間ブラシやデンタルフロスなどを使用すれば、歯や歯茎の健康維持につながります。

インプラントは、天然歯と違い、虫歯になることはありません。

しかしケアを怠ってしまうと、周囲の歯に悪影響を与えてしまうリスクが高くなります。

インプラントは定期的に歯科医院でメンテンナスを行い、抜け落ちや、インプラント歯周炎などのトラブルを予防しましょう。

 

総入れ歯のケア方法

総入れ歯は、天然歯やインプラント以上に入念なケアが必要です。

食後や就寝前に、ブラシで汚れを落としたり、入れ歯専用の洗浄液につけ置きしたりする必要があります。

ケアを怠ってしまうと、口内環境が悪くなってしまい、トラブルが起こりやすくなるので注意が必要です。

入れ歯は3~5年に一度は新しい入れ歯に入れ替える必要があります。

古い入れ歯を長年使用してしまうと、噛み合わせが悪くなってしまい、顎関節症などになってしまうリスクがありますので注意しましょう。

 

インプラントのオールオン4と総入れ歯について理解を深めよう!

デンタルローンのメリット

今回は、インプラントのオールオン4と総入れ歯について知りたい方に向けて、違いやそれぞれのメリット・デメリットなどを紹介しました。

インプラントのオールオン4のメリットについては、以下が挙げられます。

  • 顎の骨が痩せてしまうリスクを回避できる
  • 痛みが起こりづらい
  • 天然歯に近い噛み心地がある
  • 審美性が高い

ケア方法について把握しておくと、歯のトラブルを未然に防ぐことにもつながります。

今回の記事を参考に、インプラントのオールオン4と総入れ歯の違いについて理解を深めてみてください。

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重

インプラント治療で使用されるレントゲンの種類とは?レントゲン無しでインプラントを行うリスクも紹介

この記事では「インプラント治療で使用されるレントゲン撮影の種類」について紹介していきます。

結論、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類は、パノラマレントゲン・デンタルレントゲン・歯科用CTの3種類が挙げられます。

他にも「レントゲン撮影で分かること」や「レントゲン撮影無しでインプラントを行うリスク」についても解説します。

ぜひ今回の記事を参考に、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類について理解を深めてみてください。

また「レントゲン治療はやり直し可能かどうか」について知りたい方は、こちらにて解説を行っておりますので、ぜひ確認してみてください。

インプラント治療で使用されるレントゲンの種類

インプラント治療で使用されるレントゲンの種類については、以下が挙げられます。

・パノラマレントゲン
・デンタルレントゲン
・歯科用CT

それぞれのレントゲンの種類について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

パノラマレントゲン

パノラマレントゲンは、1枚のフィルムに歯や顎の骨などの全体像を確認ができるレントゲン撮影です。

鼻から下あごまでの全体像を把握できるメリットがありますが、細かな位置や形を詳しく検査するのが難しくなるので、あらかじめ注意が必要です。

また、パノラマレントゲンの種類については、大きく分けて2つに分けられます。

・回転断層パノラマX線装置
・口内線源パノラマX線装置

平面の画像になるので、骨の厚みや神経の位置などの把握が難しいデメリットもあります。

デンタルレントゲン

デンタルレントゲンは、必要な部分のみ撮影し、特定の歯や周辺を詳しく検査ができるレントゲン撮影を指します。

10~18のブロックに分けて撮影を行えるので、一人ひとりの口内状態を把握できるメリットが挙げられます。

デメリットについては、部分的な画像になるので、骨の状態が把握できないので注意が必要です。

パノラマレントゲンと同様に、平面の画像になるので、骨の厚みを正確に把握するのは難しいです。

歯科用CT

歯科用CTは、口内状態を3次元(立体)画像のレントゲン撮影を指します。

撮影したデータをコンピュータ処理をすると、断面図や立体画像を作成できるので、手術のシュミレーションが行えるメリットが挙げられます。

インプラント手術前に歯科用CTを行うと、手術時間を短縮できるほか、痛みや腫れなどの体への負担を最小限に抑えられます。

しかし、パノラマレントゲンやデンタルレントゲンよりも、費用が高くなってしまうリスクがあるので、あらかじめ注意が必要です。

インプラント治療で必要な検査項目

インプラント治療で必要な検査項目については、以下が挙げられます。

・骨の幅
・骨の高さ
・隣接する骨との距離

それぞれの検査項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

骨の幅

インプラント治療で必要な検査項目として、骨の幅が挙げられます。

骨の幅は、インプラントの直径に関係するので、十分な骨の幅がないのに無理やりインプラントを埋めてしまうと、歯のトラブルの原因になります。

骨の高さ

頭蓋骨 頭の骨

骨の高さは、インプラントの長さに影響します。

インプラント治療を行う際には、骨の高さを把握していないと、下顎の神経を破損してしまうリスクがあります。

逆に、骨の高さが低い場合には、顎の骨に固定されずに、インプラントが抜け落ちてしまう可能性があるので、治療前には骨の高さを入念に調べる必要があります。

隣接する骨との距離

インプラント治療を行う前には、隣接する骨との距離を十分把握する必要があります。

人工歯が天然歯に当たってしまうと、咬み合わせが悪くなったり、歯の神経を傷つけたりする可能性があります。

レントゲン撮影で分かること

レントゲン撮影で分かることについては、以下2つが挙げられます。

・歯の健康状態
・骨の長さ

それぞれの項目について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

歯の健康状態

レントゲン撮影では、歯の健康状態の把握が可能です。

インプラント治療では、虫歯や歯周病がある状態で治療を行うことができないので、レントゲン撮影で歯の健康状態を把握する必要があります。

虫歯や歯周病がある状態でインプラント治療を行ってしまうと、インプラント本体が病気になってしまうリスクがあります。

骨の長さ

歯の模型を持つ手

レントゲン撮影では、骨の長さを調べることが可能です。

骨の高さは、一人ひとりによって異なるので、インプラント治療を行う際には、必要な検査項目になります。

骨の長さが全体的に長い場合には、長いインプラントを用意する必要があります。

歯科用CTで分かること

歯の絵を虫眼鏡でのぞく様子とはてなマーク

歯科用CTで分かることについては、主に以下が挙げられます。

・骨の形状
・骨の幅
・骨の高さ
・血管や神経

それぞれの項目について解説します。

骨の形状

歯科用CTは、3次元測定が可能なので、骨の形状を細かく撮影ができます。

レントゲン撮影では、平面でしか測定ができないので、骨が欠損している箇所などを把握でき、インプラント固定の安定にもつながります。

万が一、骨が不足している場合には、骨再生治療を行う必要があるので、事前に確認をしましょう。

骨の幅

立体で撮影を行えるので、骨の幅についてもはっきりと確認が可能です。

レントゲン撮影でも骨の幅は測定が可能ですが、実寸を出すには計算が必要になるので、寸法が異なってしまうリスクがあるのも事実です。

歯科用CTであれば、撮影するだけで計算する必要がなく、スピーディーにインプラント治療を行うことにもつながります。

骨の高さ

レントゲン撮影と同様に、骨の高さを測定することが可能です。

歯科用CTであれば実寸を出すのに計算が必要なので、スピーディーに測定できるメリットが挙げられます。

また、測定精度も高いので、治療ミスをしてしまうリスクも減らせるメリットもあります。

血管や神経

歯科医がレントゲンをチェックする

歯科用CTであれば、歯の周辺にある血管や神経の撮影が可能です。

血管や神経は、一人ひとりによって位置や本数が異なるので、インプラント治療を行う際には、事前に確認が必要不可欠になります。

下顎は動脈や大きな神経が多くあるので、血管や神経の位置をしっかりと把握していないと、神経麻痺や大量出血の危険性があるので注意が必要です。

レントゲン無しでインプラントを行うリスク

レントゲン撮影がない頃にインプラント治療を行っていた時代は、歯科医師の目視や長年の技術、ノウハウなどに頼りながら治療を行っていました。

その結果、インプラント治療の事故が多く発生し、再治療が行われるケースが多く見られました。

また、インプラント治療を行う周辺の天然歯についても、歯を傷つけてしまったり、神経を損傷してしまったりするなどのケースも少なくありません。

レントゲン撮影が普及後は、インプラント治療の事故件数が減っていき、安心してインプラント治療を行えるようになりました。

MRI検査ができない可能性があるインプラントの種類

歯の模型に向かって半円状に置かれている歯科治療器具

MRI検査とは、レントゲン撮影や歯科用CTのように画像診断に使用される検査方法で、強力な電波と磁力を使って磁場を発生させて撮影を行います。

そのため、基本的に金属類があると検査結果に悪影響を与えてしまうので、金属が含まれているインプラントがあればMRI撮影を行うことができません。

具体的にMRI検査ができない可能性があるインプラントの種類については、以下が挙げられます。

・インプラントオーバーデンチャー
・医療用インプラント

それぞれのインプラントの種類について紹介していきますので、これからインプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、インプラントや残っている歯を入れ歯で覆い被せる治療方法を指します。

総入れ歯とは異なり、インプラントや天然歯が支えになるので、噛む力が強くなりあることが挙げられます。

入れ歯とインプラントを固定する際には、磁石によって固定するケースが多くあるので、MRI検査が受けられなくなります。

しかし、インプラントオーバーデンチャーでの、磁石を使用しないケースもあるので、MRI検査を今後受ける可能性がある方は、事前に伝えておくようにしましょう。

医療用インプラント

ネジ

医療用インプラントとは、デンタルインプラントとも呼ばれており、一般的なインプラントも含まれます。

インプラント治療に使用される金属や装置などによって、MRI検査が受けられるかどうか異なるので、トラブルを避けるようにあらかじめ確認をしておきましょう。

インプラントが原因でMRI検査を断られた場合の対処方法

インプラントが原因でMRI検査を断られた場合の対処方法については、以下が挙げられます。

・チタン製のインプラントであることを伝える
・上部構造を外す

それぞれの対処方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

チタン製のインプラントであることを伝える

インプラントが原因でMRI検査を断られるケースとして、金属が使用されていると勘違いされているなどが挙げられます。

MRI検査を受ける前には、インプラントがチタン製であることを伝えておくと、問題なくMRI検査を受けられる可能性があります。

チタン製のインプラントは、金属のひとつに分類されますが、チタンは磁力による悪影響を及ぼすリスクがないので、MRI検査でも問題なく利用できます。

上部構造を外す

インプラントの注意点

顎の骨を固定しているインプラント本体が金属でなければ、インプラント上部構造を外すだけで、MRI検査を受けられます。

磁力を使っていないインプラントオーバーデンチャーについても、上部構造を外すとMRI検査を受けることが可能です。

レントゲン撮影について理解を深めよう!

インプラント治療をする医師

今回は、インプラント治療で使用されるレントゲンの種類について知りたい方に向けて、レントゲン撮影で分かることやレントゲン撮影無しでインプラントを行うリスクを紹介しました。

インプラント治療で使用されるレントゲンの種類については、以下が挙げられます。

・パノラマレントゲン
・デンタルレントゲン
・歯科用CT

今回の記事を参考に、インプラント治療で使用されるレントゲン撮影について理解を深めてみてください。

 

東京都品川区YDC審美インプラント治療専門ガイド
監修:山手歯科クリニック(大井町・戸越公園) 理事長/齋藤和重