歯周病は定期検診で防げる?予防歯科に通うメリット

歯周病は“静かに進行する病気”です

・気づかないうちに進む、お口のリスクとは

歯周病は、日本人が歯を失う最大の原因とも言われている疾患ですが、意外なことにその怖さは「痛くないこと」にあります。
初期の段階では痛みや目立った自覚症状がほとんどなく、「歯ぐきからちょっと出血するけど、特に気にならない」「最近、口の中がネバつく気がする」など、ほんの些細な違和感にとどまることがほとんどです。
そのため、多くの人が「忙しいからそのうち」「きっとそのうち治るだろう」と見過ごしてしまい、気づいた頃には歯周病が中等度〜重度にまで進行していた、というケースも珍しくありません。

・“痛くなってから”では遅い理由

歯周病は、歯を支えている骨(歯槽骨)をじわじわと溶かしていく病気です。
この骨が少しずつ破壊されていく過程は痛みを伴わないため、気づかないまま進行します。
そしてある日、歯がグラグラしてきたり、物を噛むと違和感が出たり、歯ぐきが下がって歯が長く見えたりする段階になって、初めて「これはおかしい」と感じるようになるのです。
しかし、この時点での治療は簡単ではありません。
歯ぐきの炎症を抑えるだけでなく、すでに破壊された骨の状態を見極め、場合によっては外科的な処置を行う必要が出てきます。
そして残念ながら、一度失われた骨は自然には元に戻らないため、重症化してからでは「治す」ことではなく、「これ以上進行しないように抑える」ことが目的の治療に変わってしまいます。

・早期発見・早期対応が未来の歯を守る第一歩

だからこそ、歯周病治療において最も大切なのは、「早期発見」と「予防」という2つのキーワードです。
違和感を感じた段階で歯科医院を受診することで、初期段階であればスケーリング(歯石除去)や正しいブラッシング指導など、比較的簡単な処置で状態の改善が期待できます。
また、何も症状がなくても定期的に検診を受けていれば、目に見えない小さな変化も歯科医師が早期に察知し、必要なケアを行うことができます。
特に歯周病は再発しやすい病気でもあるため、一度治療して終わりではなく、その後の“メインテナンス”も非常に重要です。
定期的なクリーニングや状態確認を行うことで、再発や悪化を防ぎ、長期的に自分の歯を健康に保つことができます。

「痛くなってから治す」のではなく、「痛くならないように通う」ことが、これからの歯科医療においては常識となりつつあります。
歯周病は“静かに進行する”からこそ、早い段階で気づき、行動に移すことが大切なのです。
今、特に症状がなくても、それは「健康の証」とは限りません。
未来の健康を守るために、まずは“何もないとき”こそ、歯科医院でのチェックを受けてみてください。
私たちは、あなたの大切な歯を守るために、全力でサポートいたします。

定期検診が“守る医療”になる時代へ

・予防歯科と治療歯科の決定的な違い

これまでの歯科医院は、「歯が痛くなったら行く場所」という認識が一般的でした。
しかし近年では、「悪くなる前に通う」予防歯科の考え方が広まりつつあります。
予防歯科と治療歯科の違いは、目的にあります。治療歯科は、症状が出てから対応する“対症療法”であるのに対し、予防歯科は“そもそも症状が出ないようにする”ことが目的です。
とくに歯周病は、痛みが出にくく進行もゆるやかであるため、悪化してからの治療はどうしても長期化しがちです。
その点、予防歯科では定期的なチェックとケアによって、歯ぐきの状態を常に良好に保ち、問題が小さいうちに対応することができます。
予防こそが、あなたの未来の歯と健康を守る一番の近道なのです。

・あなたに合った“お口の健康管理”とは

予防歯科で大切なのは、画一的なメニューではなく、「あなたに合わせたオーダーメイドのケア」です。
お口の状態は年齢、生活習慣、セルフケアの質などによって大きく異なります。
そのため、定期検診では歯ぐきの状態や歯周ポケットの深さ、プラークのつき方などを丁寧に確認し、あなたにとって必要なケアを見極めてご提案します。
たとえば、3ヶ月に1回のメインテナンスが最適な方もいれば、6ヶ月ごとでも十分な方もいます。
定期的にチェックすることで、少しの変化にもすぐに気づき、無理なく、無駄なく、最適なペースで健康を維持できるのが予防歯科の大きな魅力です。

・「虫歯ゼロ」「歯周病ゼロ」は夢じゃない

「歳をとれば歯が悪くなるのは仕方ない」「いずれ入れ歯になるだろう」と思っていませんか?
実は今、80歳で20本以上の歯を残す“8020運動”の実現者が全国に広がっています。
その共通点は、若いうちから定期検診を習慣にしてきたこと。
虫歯や歯周病は、予防ができる病気です。
きちんとしたプロケアと正しいセルフケアを継続していけば、「虫歯ゼロ」「歯周病ゼロ」の状態をキープすることも、けっして夢ではありません。
もちろん、すでに治療が必要な方でも、今から予防の意識を持つことで再発を防ぎ、将来に向けて健康を維持していくことができます。
定期検診を“特別なこと”ではなく“当たり前の習慣”にすることが、あなたの歯と健康を守る第一歩なのです。

歯科医院は、もはや“痛みがあるときにだけ行く場所”ではありません。
むしろ、何もない時こそ定期的に通うことで、将来の大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
「いつまでも自分の歯で食事を楽しみたい」「治療ではなく、予防に力を入れたい」とお考えの方は、ぜひ一度、定期検診を受けてみてください。
あなたにとって最適な予防プランをご提案いたします。

“3ヶ月に1回”が理想とされる本当の理由

・なぜ“3ヶ月”が歯ぐきの分かれ道なのか

歯科医院で「定期検診は3ヶ月に1回が理想です」と言われたことはありませんか?
これはなんとなく決められた間隔ではなく、実は科学的な根拠に基づいたタイミングなのです。
歯周病の原因となる細菌は、歯の表面や歯周ポケット内にバイオフィルムという膜を形成し、時間の経過とともに再び増殖します。
このバイオフィルムは、歯みがきだけでは完全に除去できず、再付着してから約3ヶ月で炎症を起こし始めると言われています。
そのため、3ヶ月を超えて放置すると、せっかく治療した歯ぐきが再び炎症を起こし、歯周病が再発するリスクが高まるのです。

・細菌バランスを保つメインテナンスの力

人間の口の中には、常に数百種類以上の細菌が存在しています。
すべての細菌が悪いわけではありませんが、プラークや歯石が蓄積されると悪玉菌が優位になり、歯ぐきの炎症や歯槽骨の破壊が始まります。
そこで、3ヶ月に1度のメインテナンスでプロによるクリーニング(PMTC)を受けることで、細菌のバランスを健康な状態に保ちやすくなります。
また、歯周ポケットの深さのチェックや、歯ぐきの色・出血の有無などを診ることで、早期発見・早期対処が可能になります。
自分では落としきれない汚れをプロの手でしっかり除去することが、歯ぐきを健康に保つ秘訣なのです。

・健康な状態を“当たり前”にする習慣

多くの方が「虫歯も痛みもないから、しばらく歯医者に行っていない」とおっしゃいます。
ですが、実は“痛みがない状態”は“健康である証拠”とは限りません。
特に歯周病は“サイレントディジーズ(静かな病気)”とも呼ばれ、自覚症状がないまま進行していくため、気づいたときには重症化しているケースも少なくありません。
3ヶ月に1度の定期検診を習慣にすることで、お口の中に異常がなくても「今の状態を維持できている」と確認でき、それ自体が健康維持のモチベーションにもつながります。
歯科医院に通うことを“特別なこと”から“当たり前の生活習慣”へ。
その意識の変化が、未来の歯を守る最大の予防策となります。

3ヶ月ごとの定期検診は、「治療」ではなく「予防」のための大切な習慣です。
“今は痛くないから大丈夫”ではなく、“今だからこそ通うべき”という考え方にシフトすることで、歯周病をはじめとするトラブルからご自身の歯を守ることができます。
あなたの生活スタイルに合わせた最適な通院ペースを一緒に見つけ、無理なく続けられるメインテナンスをはじめてみませんか?

痛くない・怖くない・短時間。定期検診のリアル

・1回の所要時間はどのくらい?

「定期検診ってどのくらい時間がかかるの?」と不安に思う方も多いかもしれません。
実際には、所要時間はおよそ30〜60分ほど。
お口の状態や検査項目によって多少前後はしますが、通院しやすい短時間で済むのが定期検診の大きな魅力です。
お仕事や家事の合間にも無理なく通えるため、「時間がないから…」という方にも続けやすい習慣としてご好評いただいています。

・内容は?痛みは?費用は?よくある疑問にお答え

定期検診の内容は、主に以下のような項目から構成されています。
歯ぐきの状態チェック(歯周ポケットの深さ測定)、歯石の除去(スケーリング)、歯の表面のクリーニング(PMTC)、ブラッシング指導など。
いずれも痛みを感じるような処置はほとんどなく、むしろ「気持ちよかった」「すっきりした」と感じていただける内容が中心です。
また、費用についても保険診療内で受けられるケースがほとんどで、3割負担の方であれば数千円程度が一般的です。
自由診療を提案する際は、事前にしっかり説明し、ご納得いただいた上で進めますので安心してご来院いただけます。

・安心して通える“予防の窓口”として

「歯医者は怖い」「痛い思いをしたくない」——そんな不安を抱えている方にも、私たちは寄り添いたいと考えています。
当院では、患者様一人ひとりに丁寧にヒアリングを行い、不安や緊張を和らげる工夫を常に心がけています。
たとえば、器具の説明や処置の流れを事前にお伝えしたり、声かけをしながら進めたりすることで、初めての方でも安心して検診を受けていただけるよう配慮しています。
「歯医者が苦手だったけど、ここなら通えそう」と感じていただけるような、やさしい診療を提供することが私たちの目標です。

定期検診は、「痛い」「怖い」というイメージとはまったく異なる、気軽で心地よい時間です。
大切なのは、虫歯や歯周病になる前に、安心して通える場所として歯科医院を身近に感じていただくこと。
治療ではなく、予防のために、ぜひ“怖くない歯医者さん”へ足を運んでみてください。
あなたの健康を守る第一歩を、私たちがやさしくサポートいたします。

歯周病を“再発させない”ためにできること

・治療後の油断が一番危ない

「歯周病の治療が終わったから、もう大丈夫」——そう思っていませんか?
実は、歯周病は“治療が終わったあと”こそが本当のスタートです。
なぜなら、歯周病は非常に再発しやすい病気だからです。
原因となる細菌は口腔内に常在しており、治療によって炎症を抑えても、日々のセルフケアや生活習慣が乱れればすぐに再び活動を始めます。
せっかく治療した歯ぐきも、ケアを怠れば数ヶ月で元の状態に戻ってしまうこともあるのです。
「治ったから終わり」ではなく、「治ったあとも守り続ける」ことが、再発予防には欠かせません。

・定期チェックで変化を“見逃さない”

歯周病の再発を防ぐには、何よりも“変化に早く気づくこと”が重要です。
自分では気づきにくい歯ぐきの腫れやポケットの深さの変化も、歯科医院で定期的にチェックすることで早期に発見できます。
とくに、歯周病は再発しても痛みなどの自覚症状が出にくいため、気づいたときには中等度以上に悪化していた…ということも。
定期検診では、歯ぐきの検査や歯石の除去に加えて、歯みがきの癖や生活習慣のアドバイスも含めたトータルなサポートを受けられます。
「まだ大丈夫」と思っていても、3ヶ月に1回のプロによるチェックが、将来の歯を守る大きな力になるのです。

・ご自身の変化を“数字と写真”で実感できる

当院では、患者様ご自身にも“歯ぐきの変化”を実感していただけるよう、検査結果を数値化したチャートや写真でお伝えしています。
「前回より歯周ポケットが浅くなった」「出血がなくなっている」など、小さな変化でも目に見えるかたちで把握できると、モチベーションも大きく高まります。
また、逆に「前より炎症が戻ってきている」などの気づきがあれば、早めのリカバリーが可能です。
見える化によって、“自分の歯ぐきと向き合う”意識が自然と育ち、日常のケアにも前向きに取り組めるようになります。
予防は目に見えにくいからこそ、「見える管理」で安心とやる気をサポートしていきます。

歯周病は、一度治療すれば終わりという病気ではありません。
だからこそ、“再発させない”という意識が何よりも大切です。
そのためには、セルフケアだけでなく、歯科医院での定期的なサポートが欠かせません。
あなたの大切な歯と歯ぐきを守るために、治療のあとの“メインテナンス”という習慣を、ぜひ私たちと一緒に続けていきましょう。

見た目・口臭・全身への影響も…?

・歯周病と口臭・見た目の関係

歯周病は「歯ぐきの病気」というイメージが強いですが、実は口臭や見た目にも大きく影響を与えることをご存じでしょうか。
進行した歯周病では、歯ぐきから出血や膿が出ることで独特のニオイを発生させ、本人が気づかないうちに強い口臭となって表れることがあります。
また、歯ぐきが痩せて歯が長く見えたり、歯の間に隙間ができたりすることで、老けた印象や不健康なイメージを与えてしまうことも。
「最近、笑顔に自信が持てない」と感じている方は、もしかすると歯周病が関係しているかもしれません。
定期検診では、こうした見た目や印象にも配慮したケアを行い、自然な笑顔と口元の美しさを守るお手伝いをしています。

・糖尿病や心疾患との“知られざる関係”

歯周病はお口の中だけの問題にとどまらず、全身の健康にも密接に関係しています。
とくに注目されているのが、糖尿病との相互関係です。
歯周病があると血糖値がコントロールしにくくなり、逆に糖尿病があると歯周病が悪化しやすくなる——この“負の連鎖”が明らかになっており、医科歯科連携の重要性が高まっています。
さらに、歯周病菌が血管を通じて全身に巡ることで、心疾患や誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産などにも影響を及ぼすことが報告されています。
つまり、歯ぐきの健康を守ることは、命にかかわる病気のリスクを下げることにもつながるのです。

・定期検診が“全身の健康”を支える理由

お口の中は、健康の入り口ともいわれています。
食事、会話、呼吸、すべての始まりが「口」であり、そこにトラブルがあると全身のバランスも崩れやすくなります。
定期検診では、歯周病や虫歯のチェックだけでなく、舌や粘膜の状態、噛み合わせ、セルフケアの習慣なども総合的に確認します。
歯科医院でのメインテナンスは、単に「歯をきれいにする」ことではなく、全身の健康を見守る“ヘルスケア”の一環なのです。
高血圧や糖尿病などをお持ちの方にとっても、口腔ケアは日々の健康管理の一部として、より重要性が増しています。

歯周病は、見た目や口臭、そして全身の健康にも深く関わる病気です。
自分では気づきにくい変化も、定期的なプロのチェックとケアでしっかりサポートできます。
美しく健康な口元を守ることは、あなた自身の印象や生活の質を高めるだけでなく、未来の体の健康にもつながります。
ぜひ一度、予防のための定期検診を通じて、ご自身の健康と向き合ってみてください。

子どもから大人まで、年齢問わず効果的

・成長期のケアが一生の財産になる

予防歯科のスタートは、早ければ早いほど効果的です。
特に乳歯から永久歯へと生え変わる時期や、歯並びが安定してくる学童期〜中高生の時期に、正しい歯みがき習慣やフッ素塗布、定期的なチェックを行うことで、生涯にわたって歯の健康を維持しやすくなります。
虫歯や歯周病のない状態で成長することは、将来の医療費の削減だけでなく、見た目や発音、集中力といった生活全体の質にも大きく影響します。
「子どものうちは虫歯になっても仕方ない」と思われがちですが、子どもの頃の口腔管理こそが“一生の財産”になるのです。

・40代以降が歯を守る“分かれ道”

日本人が歯を失い始めるのは、平均すると40代からと言われています。
この年代は、忙しさや生活の変化などから歯科医院から足が遠のく方が多い一方で、歯周病や噛み合わせのトラブルが出やすくなる非常に重要な時期でもあります。
ここで「予防に取り組むか」「放置するか」が、その後の人生で自分の歯を何本守れるかを大きく左右します。
40代・50代で定期的なメインテナンスを始めれば、歯ぐきや骨の状態を長く保ち、将来的なインプラントや入れ歯の必要性を大きく減らせる可能性があります。
“分かれ道”に立っている今こそ、ぜひ一度検診から始めてみてください。

・高齢者の口腔ケアが生活の質を変える

高齢になると、口腔内の清掃力や唾液分泌が低下し、虫歯や歯周病、口臭、義歯の不具合などのリスクが高まります。
また、しっかり噛めないことが、栄養状態の悪化やフレイル(虚弱)、さらには認知機能の低下にまでつながることも分かってきました。
定期的な歯科検診と口腔ケアを行うことで、食べる力・話す力・表情筋の動きなどを維持し、「自分らしく暮らす力」を守ることができます。
ご自身の歯が残っている方も、義歯を使っている方も、年齢に関係なく「定期的なメインテナンス」が健やかな生活の鍵となります。

予防歯科は、子どもから高齢の方まで、すべての世代にとって必要なケアです。
年齢によって起こりやすいトラブルやケアの方法は異なりますが、“歯を守りたい”という思いに応える手段として、定期検診はとても効果的な選択肢です。
ライフステージに合わせたケアをご提案し、一人ひとりの健康を支えるパートナーとして、私たちは皆さまをサポートしていきます。

予防に勝る治療なし。コストパフォーマンスも◎

・“治療費”より“予防費”のほうが断然少ない

「歯医者に通うとお金がかかる」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
しかし実際には、予防目的での定期検診は、治療が必要になってからの通院に比べて、費用も時間も圧倒的に少なくて済みます。
例えば、3ヶ月に1回の検診でかかる費用は、保険診療であれば1回数千円程度。
それに対し、虫歯の神経治療や歯周病の外科処置、さらにはインプラントやブリッジなどが必要になると、1本あたり数万円〜数十万円の費用がかかることもあります。
“早めの対処”が“最小限のコスト”につながる——これが予防歯科の大きな魅力です。

・歯を失った後の費用と比べてみると…

歯を失った場合、その後の補綴治療(義歯・ブリッジ・インプラントなど)には、経済的にも大きな負担がかかります。
入れ歯であっても保険適用外の素材を選べば10万円以上かかるケースもありますし、インプラントに至っては1本あたり30万円〜50万円が相場です。
さらに、これらの補綴物には寿命があり、将来的に再作製が必要になることも少なくありません。
一方で、自分の歯を残すための予防ケアにかかるコストは、そのわずか数%程度。
「定期的に通うのは面倒かも…」という気持ちを乗り越えることで、将来の負担を大きく軽減できるのです。

・長い目で見て、自分のためになる選択

“歯の健康”は、単に食事ができるだけでなく、見た目・発音・会話・生活の質(QOL)にまで深く関わっています。
だからこそ、「1本でも多く自分の歯を残すこと」が、人生の満足度を左右するといっても過言ではありません。
予防歯科は、そうした大切な未来への“自己投資”でもあるのです。
また、最近では予防に取り組む人が増え、若い世代の患者様も「将来を見据えて通いたい」と意識を高めています。
予防の価値を知った今だからこそ、自分の健康に手間と少しのコストをかけて、大きなトラブルを未然に防ぐという選択が求められています。

「まだ大丈夫」と思っている今こそ、予防のベストタイミングです。
治療のために通うのではなく、治療を“避けるため”に通う。
それが、現代の歯科医療のスタンダードです。
あなたの未来の笑顔と健康のために、賢い選択としての定期検診を、ぜひ生活の一部に取り入れてみてください。

“なんでもない時”に来てほしい理由

・「悪くなってない=来院の必要なし」は間違い

「痛みもないし、特に困っていないから歯医者に行く必要はない」——多くの方がそう思っていらっしゃるかもしれません。
でも実は、“なんでもない時こそ通ってほしい”のが、予防歯科の本質です。
とくに歯周病や初期の虫歯は、痛みや自覚症状がほとんどないまま進行してしまう病気です。
「異常がない=健康」ではなく、「異常がない今の状態を維持する」ために、定期検診という習慣が重要なのです。
歯科医院は、痛みを取る場所から、“健康を守る場所”へと変化しています。

・むしろ“今がチャンス”のタイミング

歯のトラブルは、痛みや腫れなどで現れてから対応すると、治療に時間もお金もかかってしまいます。
一方、まだ何も症状が出ていない段階であれば、プロによるチェックとケアで状態を保ちやすく、最小限の処置で済ませられる可能性が高まります。
「今は大丈夫だから…」ではなく、「今、大丈夫なうちに」通っておくことで、トラブルを未然に防げるのです。
また、定期的に通っていると、自分自身のお口の変化にも敏感になり、小さな異常にもすぐ気づけるようになります。
“健康な今”こそが、未来の健康をつくるための最良のタイミングです。

・未来のトラブルを“先回り”で防ぐ

予防歯科の最大のメリットは、“未然に防ぐ”という点にあります。
たとえば、虫歯ができやすい箇所をプロの視点で先に見つけておいたり、歯みがきの磨き残しをチェックして癖を修正したりすることで、症状が出る前にリスクを下げることができます。
さらに、生活習慣やストレス、加齢による変化など、さまざまな要因が複雑に絡み合ってお口の健康は変化します。
それらを“先回り”で見守るのが、私たちの役目です。
トラブルが起きてからではなく、起きる前から一緒に備えていくこと。
それが、あなたの歯を長く守る秘訣です。

「なんでもない今」は、実はとても貴重な状態です。
その状態を当たり前にするために、そして未来も続けていくために、ぜひ“予防のための通院”を生活の一部に取り入れてみてください。
私たちは、あなたの今と未来の健康を、共に支えていく存在でありたいと願っています。

私たちと一緒に“健康な歯”を未来へつなごう

・歯科医院は“通う場所”から“頼れるパートナー”へ

これまで歯科医院は、「痛くなったら行く場所」というイメージが一般的でした。
でも今、歯科の役割は大きく変わりつつあります。
歯を失ってからではなく、歯を守るために通う——それが新しい歯科との付き合い方です。
定期検診やメインテナンスを通して、お口の健康を継続的にサポートし、患者様の人生に寄り添う存在。
そんな“パートナーとしての歯科医院”が、これからのスタンダードになっていくべきだと私たちは考えています。
一人ひとりのライフスタイルや価値観に合わせて、無理なく続けられる予防プランをご提案いたします。

・一人ひとりに合ったメインテナンスプランを

予防歯科といっても、通院間隔やケア内容は人によって異なります。
たとえば、歯周病のリスクが高い方は3ヶ月ごと、虫歯になりやすいお子様はフッ素塗布を含めた定期的なチェックが効果的です。
また、治療を終えたばかりの方は、状態が安定するまでの期間はやや短めの間隔で通院し、その後は徐々にペースを調整していくなど、最適なスケジュールは千差万別です。
私たちは、検査結果や生活背景も含めた情報をもとに、あなたに最適な“オーダーメイドの予防プラン”をご提案します。
「無理なく続けられる」ことを大切に、一緒に計画を立てていきましょう。

・お気軽に、まずはご相談ください

「痛くないのに歯医者に行くなんて、ちょっと気が引ける」
「何をされるかわからなくて不安」
そんなお気持ちは、多くの方が抱えているものです。
だからこそ、まずは“相談だけでも”という軽い気持ちでお越しいただいて構いません。
お口の状態を一緒に確認し、必要があれば予防の方向性をご提案する——その第一歩から始めていければと思っています。
当院では、患者様のペースを大切にしながら、不安なくご来院いただけるようサポート体制を整えています。
「こんなこと聞いてもいいのかな?」という小さな疑問も、ぜひお気軽にお尋ねください。

健康な歯は、毎日の食事や会話、笑顔を支える大切な存在です。
今ある歯を、10年後、20年後も変わらず大切にできるように——
そのためのサポートを、私たちは全力で行ってまいります。
あなたの歯と、あなたらしい未来を、一緒に守っていきましょう。

東京都品川区YDC精密歯周病インプラント治療専門ガイド
監修:医療法人スマイルパートナーズ 理事長/齋藤和重
『山手歯科クリニック大井町』
住所:東京都品川区東大井5丁目25−1 カーサ大井町 1F

『山手歯科クリニック戸越公園』
住所:東京都品川区戸越5丁目10−18

*監修者

医療法人社団スマイルパートナーズ

理事長 齋藤 和重

*経歴

1990年 鶴見大学歯学部卒業。1991年 インプラント専門医に勤務。1999年 山手歯科クリニック開業。

2001年 INTERNATIONAL DENTAL ACADEMY ADVANCED PROSTHODONTICS卒業。

2010年 医療法人社団スマイルパートナーズ設立。

*所属

ICOI国際インプラント学会 指導医

ICOI国際インプラント学会 ローカルエリアディレクター

ITI国際インプラント・歯科再生学会 公認 インプラントスペシャリスト

ITI Member

OAM先進インプラント認定医・公認インストラクター

日本口腔インプラント学会 会員

日本顎顔面インプラント学会 会員

国際審美学会 会員

日本歯科審美学会 会員

日本アンチエイジング歯科学会 会員

・INTERNATIONAL DENTAL ACADEMY ADVANCED PROSTHODONTICS(2001年)

CID Club (Center of Implant Dentistry)所属

みなとみらい(MM)インプラントアカデミー 所属

国際歯周内科研究会 所属

5-D JAPAN 所属

デンタルコンセプト21 所属

・インディアナ大学歯学部 客員 講師

・南カルフォルニア大学(USC)客員研究員

・南カルフォルニア大学(USC)アンバサダー

・USC (南カルフォルニア大学)歯学部JP卒

・USC   University of Southern California)センチュリー・クラブ

・プレミアム・メンバー

※詳しいプロフィールはこちらより

 

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